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SEOコンサルの費用対効果を上げる4つの対策
2023.09.01
企業HPやECサイトをGoogle検索結果に上位表示させて、成約数や売上アップにつなげたい。
その思いから、日々SEO対策に取り組んでおられる人は多いと思います。
しかしSEO対策は奥が深く、時間も労力もかかるのが事実。
そこで頼りになるのが、SEO対策を専門とするコンサルタントです。
しかし
「SEOコンサルには、一体どんなサービスがあり、どれだけ費用がかかるのか?」
「SEOコンサルで売上にどれほど効果があるのか?」
そんな不安を感じている人もいるでしょう。
そこで、
■SEOコンサルの平均的な費用相場
■SEOコンサルの費用対効果を最大限に上げる4つの対策
をご紹介します。
結論から言えば
「SEOコンサルは費用そのものよりも、費用対効果を重視すべき」
「SEOコンサルの費用対効果を上げるには、依頼者の関わり方が重要」
です。
SEO対策のコンサル依頼を検討中の人も。
現状SEOコンサルを依頼中だが、費用対効果に疑問があるという人も。
SEOコンサルの費用相場から効果の上げ方まで、ぜひ参考にしてください。
SEOコンサルタントとは?
SEOコンサルタントは、主に
・Googleに評価されやすいサイト設計(内部SEO)
・コンテンツ製作(コンテンツSEO)
・Google順位計測や流入数などの分析/戦略設計
などを行います。
SEO(検索エンジン最適化)は、HPの構造や内容を充実させて、Google検索の上位表示を狙う広告の一種。
Googleという大型検索エンジン上位に自社HPが表示されれば、企業名やサービス内容を多くの人に認知してもらえます。
しかもGoogle検索で自然に上位表示される場合は、費用は無料。
そのためSEOは、通常の広告に比べて費用対効果が高いと言われています。
→ SEO(コンテンツマーケティング)の魅力について詳しくはこちら
しかしコスパが高いとなれば当然、Google検索上位を狙う競合コンテンツは多くなるもの。
多くの企業のSEO担当者・個人ブロガーなどが、SEO対策に日々しのぎを削っている状態です。
またSEO対策は刻々と変化し、奥が深く、労力がかかるのも事実。
SEOコンサルは、SEO対策に特化した技術・知識・人員を駆使して、競合他社に負けない強いSEO対策を提供するサービスです。
SEOコンサルの平均的な費用相場
SEOコンサルの業務内容と費用相場は、平均的に以下のように言われています。
【月額費用の相場】 | |
内部SEO対策(サイト設計など) | 50〜100万円 |
コンテンツSEO対策(ブログ記事作成など) | 1〜10万円/本 |
SEO関連の分析・戦略設計 | 50〜100万円 |
ただし書いておいて何ですが、SEOコンサルの費用相場や平均とは、あってないようなものです。
例えばサイト設計や分析・戦略設計は、対応するサイトの規模や範囲によって費用が大きく異なります。
またコンテンツSEO対策の場合、依頼するコンテンツ(ブログ記事)の単価は
・文字数
・執筆ライターのレベル
によっても大きく変わります。
医療関係の記事を、医療系資格のある専門ライターに依頼すれば、5,000文字の記事1本に10万円かかることも。
一方、在宅ワーカーが登録しているクラウドソーシングなどの一般ライターであれば、5,000文字の記事1本を5,000円程で依頼する事ができます。
しかし一般ライターの書いたコンテンツの場合、内容の専門性やSEO対策などの質は担保できません。
SEOコンサルに限ったことではありませんが、やはり費用はサービスの質に直結し、その後の効果に影響します。
SEOコンサルは費用対効果が肝心
SEOコンサルの費用は依頼内容によって大きく変化するため、相場や平均が出しにくい特徴があります。
そこで重視すべきなのが、「費用対効果」です。
現状のSEO対策に合わせて必要なSEOコンサルサービスだけを受けると、費用を最小限に・効果を最大限に得られる可能性が高まります。
自社サイトの有無・サイトの構造・SEO対策実行に割ける労力など、現状のSEO対策は様々。
SEO対策の効果を上げるために、現状と、SEOコンサルから受けておくべきサービス内容・費用をご紹介します。
【現状】 | 【サービス内容】 | 【月額の費用相場】 |
自社サイトがない | サイト設計 | 50〜100万円 |
自社サイトはあるが、SEO対策が弱い(スマホ画面に対応していない等) | 内部SEO対策 | 10〜50万円 |
ライティング人員を自社で確保できる | コンテンツ製作指導 | 1〜3万円/本 |
ライティング人員を自社で確保できない | コンテンツ製作 | 1〜10万円/本 |
ー | SEO対策の分析・戦略策定 | 50万円〜 |
自社サイトがそもそもなかったり、あっても内部SEO対策が甘ければ、サイト設計から。
ブログ記事を書く人員が自社で確保できなければ、コンテンツ製作を。
コンテンツ製作も、月2本で効果が出なければ、月5本に増加させた方が良い場合も。
またSEOコンサルを依頼するなら、SEO対策の分析と戦略策定は最低限受けることをおすすめします。
SEOコンサルは、
・HPの閲覧数、流入経路、訪問者のサイト内行動
・競合サイトの動向
・サイトからの問い合わせ数や成約(購入)数
などをGoogleアナリティクス、サーチコンソール、検索順位測定ツールといったソフトを駆使して調査・分析します。
SEOコンサルの中には、サイト設計やコンテンツ製作のみを請け負う会社もあります。
しかし実行したSEO対策の効果を分析しなければ、次のSEO対策を練ることもできません。
SEO対策は、計画・実行・評価・改善のPDCAサイクルの地道な繰り返し。
SEO対策に特化したコンサルを依頼するなら、SEO対策の調査や分析(計画・評価・改善)の部分に費用をかけることをおすすめします。
SEOコンサルの費用対効果を上げる4つの対策
SEOコンサルによって期待できる効果は、Google検索結果の上位表示による、自社サイトやECサイトへのアクセス数増加です。
Google検索結果上位にサイトを表示させるには、サイト構造などの枠組も重要ですが、最も重要なのはSEOに強いコンテンツを作ること。
SEO対策に効果的なコンテンツ製作には、実は依頼者側の関わり方が重要です。
なぜなら、Googleは
・専門性
・信頼性(オリジナリティ)
のあるコンテンツを高く評価して、検索結果上位に表示するからです。
自社の業界事情やサービス内容に精通しているのは、もちろん自社の人員。
依頼者側=自社人員がコンテンツ製作にどこまで関われるかによって、SEO効果は変わります。
くせ毛の悩みやトレンドのヘアスタイルに関するコンテンツは、美容室のHPのブログ記事が。
不動産売買やお部屋さがしに関するコンテンツは、不動産会社のHPのブログ記事が高く評価されやすくなります。
さらにコンテンツが、その美容室や不動産会社独自のサービス内容や、業界人だからこそ知り得る事情など、オリジナリティあふれる内容であれば尚更Google評価は高まります。
ここからはSEOコンサルで費用対効果の上がる、コンテンツ製作に関する4つの対策について解説します。
1.自社人員でコンテンツを作る
・SEOコンサル費用の削減
・コンテンツ内容の専門性とオリジナリティ
で考えれば、できればコンテンツは自社人員で製作するのが一番です。
ただしSEOに強いコンテンツには、一定のルールやコツがあります。
狙うキーワードを明確にし、意識的に使うキーワードなども把握する必要があります。
自社人員でコンテンツ製作をする場合も、SEOコンサル会社に添削やライティング指導は受けておきましょう。
2.コンテンツ製作を外注する場合は、内容をチェックする
コンテンツ製作は自社人員で行うのが一番とはいえ、本業の合間にブログ記事を何本も書くのは大変です。
またSEOコンテンツは普通のブログ記事とは違い、Googleに評価されるためのテクニックが存在します。
そのため、コンテンツ製作をSEOコンサルが手配するライターに外注するのも手です。
しかしSEOコンサルにコンテンツ製作を外注する場合、注意すべきポイントがあります。
それは納品されたコンテンツの
・内容におかしな点はないか
・読みやすいか
をしっかり精査することです。
SEOコンサルが手配するライターは、SEO対策に一定の知識を擁していることが多いです。
しかし業界の知識があるとは限らないため、内容があまりにおかしい場合や違和感がある場合は、修正を依頼する必要があります。
またGoogle評価が高いコンテンツは、読み手=検索ユーザーにとって読みやすく有益なコンテンツです。
ライターといってもそのレベルは様々で、文章が稚拙だったり、画像が全く入っておらず文字ばかりで読みづらかったり…
非常に質の低いコンテンツが納品されるケースも、残念ながら存在します。
コンテンツ製作をSEOコンサルに外注したからといって、任せっぱなしにしないこと。
納品された内容は精査し、間違いがあれば修正依頼をすること。
時には自社のサービス内容やお客様から問い合わせの多い内容など、コンテンツに盛り込んでほしいネタを提案すること。
コンテンツ製作は、依頼者側がある程度積極的に関わることで、質の高いコンテンツが生まれます。
外注ライターが書いたコンテンツでも、自社HPに公開されれば、それは自社発信の情報になります。
SEOコンサルに外注したコンテンツは、自社HPに載せるのに恥ずかしくない内容か、しっかりチェックしましょう。
3.月4〜5本はコンテンツを製作する
Googleがコンテンツを高く評価する基準に、「更新頻度」があります。
これまでは内容が濃く、ユーザーの滞在時間が長い、質の高い記事がGoogleに評価されていました。
コンテンツ評価の基準に「更新頻度」が加わったことで、質が高い上に、常に最新の情報を提供しているコンテンツが評価されることになりました。
そのためコンテンツは、理想は1日1本、少なくとも週に1〜2本は新規作成することが必要です。
自社で週に1本コンテンツ製作が難しければ、SEOコンサルに製作を外注しながら、コンテンツ更新頻度を維持できるようにしましょう。
4.成果が出るまで半年ぐらいは様子を見る
SEO対策の難しいところは、目に見える成果が出るまで3ヶ月〜半年と、時間がかかる点です。
SEOコンサルの費用対効果も、じっくり様子を見なければ正確に把握できません。
せっかく費用をかけてSEO対策を実行しても、成果が出る前に打ち切ってしまっては費用対効果は最悪の状態に。
SEOコンサルを依頼した後は、コンサル内容やコンテンツがよほど低クオリティでない限り、最低でも半年間は様子を見るのがおすすめです。
まとめ
SEOコンサルの費用相場や、費用対効果をあげる4つの対策についてご紹介しました。
SEOコンサルの費用相場は不明確とはいえ、決して安い金額ではありません。
SEOにかける費用が無駄にならないよう、適切なサービスを効果的に受けられるよう注意してください。
SEOは効果を得られれば、広告よりも安く・広告よりも大きな売上アップが期待できる施策。
ぜひSEOをあなたのビジネス飛躍に役立ててください。