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Googleはなぜ検索順位を決める?「アルゴリズム」5つの仕組みやアップデートの調べ方

2021.09.20

今日は、Google検索順位を決める「アルゴリズム」についてのお話です。

コンテンツSEOに取り組んでいれば、公開したコンテンツのGoogle検索順位に一喜一憂するもの。

自分が書いたコンテンツが、狙ったキーワードで検索結果1ページ目上位に表示されていたときの喜び。

逆に、良い順位をキープしていたのに、突然圏外になった時の動揺と焦り。

こんなにもSEOマーケターの心を揺さぶるGoogle検索順位…

果たして一体誰が・どんな基準で決めているのでしょうか。

そこで、私たちのビジネスの成功を左右する検索順位の仕組みについて解説。

■Googleはなぜ検索順位を決めるのか?

■Googleの検索順位を決める「アルゴリズム」5つの仕組み

■アルゴリズムの変化=アップデートについて

■アルゴリズムのアップデートの調べ方

など、コンテンツSEOに取り組む私たちが知っておくべき本質をご紹介します。

Googleはなぜ検索順位を決めるのか?

そもそもGoogleって、なぜコンテンツに順位を決めるのでしょうか?

多くのコンテンツを順番に入れ替えて表示すればいいのに。

そうすれば、どんなコンテンツも平等に読まれるのに。

精魂込めて書いたコンテンツの順位がいつまでも上がらない時、そんな気持ちになったSEOマーケターも少なくないでしょう。

Googleは、ユーザーが知りたい情報を、できるだけ正確に・迅速に届けることをサービスの軸としています。

しかもその情報は、信頼性が高いものでなくてはならない。

Googleは検索ユーザーに精度の高い情報を届けるため、インターネット上にあふれる情報に順位を決めています。

毎日何百万・何千万と生み出される新しいインターネットコンテンツを精査し、そのすべてにランキングをつけ、検索ユーザーにとって役立ちそうな順に検索結果に表示しているのです。

すべては、知りたい情報を求めてGoogleを利用するユーザーの利便性を向上させ、満足させるため

Googleは検索エンジンの利便性を高めることで利用ユーザーを増やし、検索エンジンに広告を表示することで収益を得ています。

多くの人が利用する場所には広告主が集まり、広告収益も高くなりますよね。

Googleにとって検索順位とは、ビジネスの根幹となる検索エンジンサービスの質を高める仕組みなんです。

Google検索順位を決める仕組み「アルゴリズム」とは?

Googleはコンテンツに順位をつけて、ランキング形式で検索結果に表示するために「アルゴリズム」というシステムを利用しています。

より精度の高い情報をユーザーに届けるため、アルゴリズムはGoogleによって日々更新されています。

全ての基準が公開されている訳ではありませんが、 サイト構成からコンテンツ内容に関するものまで、 判明しているだけでも200項目以上の評価基準があると言われています。

私たちが日々作成するコンテンツの検索順位を上げるのも下げるのも、Googleが開発するシステム「アルゴリズム」次第なのです。

「アルゴリズム」が検索順位を決める5つの仕組み

Googleのアルゴリズムは、大きく分けて5つの仕組みによって、コンテンツの順位を決めています。

1.検索意図の把握

2.ウェブページの関連性

3.コンテンツの品質

4.ユーザビリティ

5.文脈の考慮

ここからは、アルゴリズムが検索順位を決める5つの仕組みを詳しく見ていきましょう。

1.検索意図の把握

アルゴリズムは、検索ユーザーが求めている情報が何なのか=検索意図を把握するため、検索窓に入力されるキーワードの意味を分析します。最適な回答を返すためには、検索の意図を把握することが大切です。関連性の高い情報が含まれているページを見つけるために最初に行うのは、検索クエリに含まれる単語の意味の分析です。Google では、どの単語をインデックスで検索する必要があるのか解するための言語モデルを構築しています。(中略)1 つの単語に複数の定義がある場合でも検索がユーザーの意図を理解できるのは Google の類義語システムのおかげです。このシステムは開発に 5 年以上かかりましたが、さまざまな言語の検索の 30% 以上で大きな成果を上げています。

最適な回答を返すためには、検索の意図を把握することが大切です。関連性の高い情報が含まれているページを見つけるために最初に行うのは、検索クエリに含まれる単語の意味の分析です。Google では、どの単語をインデックスで検索する必要があるのか解釈するための言語モデルを構築しています。(中略)1 つの単語に複数の定義がある場合でも検索がユーザーの意図を理解できるのは Google の類義語システムのおかげです。このシステムは開発に 5 年以上かかりましたが、さまざまな言語の検索の 30% 以上で大きな成果を上げています。

出典:Google「検索の仕組み」

例えば「SEO 対策」と検索された場合、この人は「SEOの検索順位を上げるための対策」を知りたいのだと、Googleは認識します。

「SEO対策」=「検索順位を上げること」という意味だと把握しているんですね。

またアルゴリズムは、検索されたキーワードの類義語の意味まで把握できます。

例えば「電球 交換」と検索された場合、それは「電球 入れ替え」「電球 替える」というキーワードと同じ意味だということも把握しています。

電球を「交換」「入れ替え」「替える」どのキーワードで検索した場合も、同じ「電球の交換方法」に関する情報コンテンツが表示されるようになっています。

Googleは人間と同じように、いえ、人間以上に賢く言語モデルを把握しているのかもしれません。

コンテンツSEOに取り組む我々も、ヒトとしてのプライドを懸けて、検索キーワードから下記のような背景を把握しなければなりません。

・検索ユーザーの人間像(性別、年齢、職業、属性など)

・検索ユーザーのニーズ(抱える悩み、情報を知ることで実現したい理想など)

例えば「SEO 対策」という検索キーワードからは、

・検索ユーザーの人間像:ブロガー、企業のSEO担当者、SEO初心者

・検索ニーズ:SEO対策の具体的方法が知りたい、SEO対策を知ることでHPやコンテンツの検索順位を上げたい、集客アップをはかりたい

という背景が想像できますよね。

その背景を元に、「SEO 対策」で検索するユーザーが「そうそう、これが知りたかったんだよ。」と満足する情報コンテンツを作る。

それがGoogleの目的に添いながら、コンテンツの検索順位を上げることに繋がります。

▼コンテンツSEOの要「検索キーワード」について詳しく

▼検索ニーズを把握するのに役立つ「サジェストキーワード」について詳しく

2.ウェブページの関連性

Googleのアルゴリズムは、検索順位を決めるときに、コンテンツの中に検索キーワードが含まれているかどうかを見ます。

次に、クエリに一致する情報が含まれるウェブページを探します。ごく基本的な検索を行った場合、アルゴリズムはインデックス内で検索キーワードを探して適切なページを見つけます。そして、そのキーワードが登場する頻度やページ上の場所(タイトル、見出し、本文中など)について分析します。

情報の関連性を評価するための最も基本的な要因は、検索クエリと同じキーワードがウェブページに含まれているかどうかです。キーワードがページに出現する(特に見出しや本文に含まれている)場合、そのページの情報は関連性が高い可能性があります。

出典:Google「検索の仕組み」

つまり「SEO 対策」と検索するユーザーにとって、「SEO 対策」というキーワードがひとつも出てこないページは役に立たない=検索上位に表示されないシステムになっているんです。

「SEO対策」についてのコンテンツを作るとき、「SEO」や「対策」というキーワードを使わず解説するのは難しいですよね。

・SEO対策とは

・試してほしい○つの効果的なSEO対策

・SEO対策がうまくいかない時の対処法

など、タイトルや見出しや本文に、狙うキーワードは少なからず入ってくるものです。

このようにキーワードがコンテンツに含まれているかどうかを「キーワード出現率」と呼びます。

キーワード出現率は、一昔前まではSEO対策の重要な指標のひとつでした。

一方、キーワード出現率だけを単純に評価すると、文脈やコンテンツ内容を無視して、キーワードを羅列しただけのコンテンツも評価されてしまいます。

ほんの一時代前、よくWebページのサイドバーなどに、ブログテーマや内容には関係ないキーワードが羅列されたサイトを見たことはありませんか?

これは検索ボリュームが多いキーワードをサイト内に羅列することでキーワード出現率をアップさせ、上位表示を狙った一昔前のSEOスパムの一例です。

こうした表面上だけのSEO対策が評価されてしまうと、本当にユーザーにとって役立つ情報コンテンツが検索結果に表示されなくなってしまいます。

Googleも日々アルゴリズムを更新していますから、キーワード出現率を見るときは、タイトル・見出し・本文に出現しているかなど、コンテンツ内容を重視して評価する仕組みに変わっています。

さらに最近では類義語を把握するシステムによって、「SEO」「対策」というキーワードの完全一致のみならず、「検索順位」「上位表示」といった関連キーワードの出現率も重視していると言われています。

コンテンツSEOに取り組む者としては、あくまで検索ニーズに応える内容を盛り込んだコンテンツを作ることを第一目的に。

Googleに役立つコンテンツと評価されるため、狙うキーワードや関連する(=サジェスト)キーワードを、見出しや本文に自然な流れで盛り込むことが重要です。

▼SEOで評価されるための具体的なコンテンツの書き方

3.コンテンツの品質

Googleは検索順位を決める時、そのコンテンツが提供する情報の品質も重視しています。

Googleは高品質なコンテンツに必要な要素として、検索品質評価ガイドラインに「E-A-T」を掲げています。

「E-A-T」とは

Expertise(専門性):専門的な知識や経験がある

・Authoritativeness(権威性):その分野で認められている

・ Trustworthiness(信頼性):信用できる情報がある

のこと。

例えば病気の症状や治療法など、医療に関する検索キーワードには、病院や医療従事者が監修したコンテンツが。

子育てに関する検索キーワードであれば、育児雑誌や保育士監修のコンテンツが。

ヘアカットや髪型に関する検索キーワードであれば、美容室のHPや美容師が書いたコンテンツが。

検索されるキーワードそれぞれの分野に権威のある専門家が、信頼に足る情報を発信しているコンテンツが高く評価されます。

必ずしも専門家でなくとも、車や家電、美容コスメなど、ある分野に特化したコンテンツを多く掲載しているサイトも、専門性が高いと評価されます。

またコンテンツの権威性や信頼性には、外部サイトから多くの被リンク(=以下、外部リンク)を集めていることも重要です。

また、内容の信頼性や権威があるかどうかを評価するために、同様のクエリについて多数のユーザーに評価されているサイトを見つけます。検索内容に関連する他の著名なウェブサイトがそのページにリンクしている場合は、情報の質が高いことの確かな証拠となります。

出典:Google「検索の仕組み」

外部リンクとは、他のサイトに自サイトのリンクが貼られ、引用されること。

例えばこのブログでは、Googleの検索順位の仕組み解説に、頻繁にGoogleのHPを引用していますよね。

SEO対策や検索順位の仕組みについて解説するとき、GoogleのHPを引用しているコンテンツは当サイト以外でも非常に多いです。

すると、GoogleのHPの権威性や信頼性が上がるんですね。

このように 多くの外部リンクを取得しているコンテンツを評価する仕組みは、学術論文の評価基準をベースにしていると言われています。

学術論文の世界では、参考文献として引用されることが多い論文は信頼性があり、高く評価される仕組みになっています。

Googleの検索エンジンに表示される情報の精度が高く、利用ユーザーが世界中に増えた要因は、この外部リンクの評価基準が大きいとも言われています。

コンテンツSEOマーケターは、品質の高いコンテンツを作るため

・サイトに掲載する情報テーマは統一する(例えばSEOと美容系のコンテンツを混在させない等)

・外部サイトから引用されるような、参考になるような情報を書く

・コンテンツ作成時に取材などをした際は、取材先と相互リンクを貼る

といったE-A-Tについて意識しましょう。

4.ユーザビリティ

Googleは、コンテンツを掲載するサイト構成がユーザーにとって使いやすいかどうかも重要視しています。

ユーザビリティを評価する際の要因としては、サイトを異なるブラウザで正しく表示できるか、パソコン、タブレット、スマートフォンなどタイプやサイズが異なるすべてのデバイスに最適化されているか、インターネットの接続速度が遅いユーザーでもページをスムーズに読み込めるかなど、すべての Google ユーザーが検索結果をストレスなく表示できるかどうかが重要となります。

出典:Google「検索の仕組み」

近年最も重視されているのは、モバイルファースト、つまりスマホで便利に見れるコンテンツかどうかです。

画面サイズや文字サイズ、使い勝手の良いタップ間隔など、スマホで使い勝手が良いサイトは評価が高くなります。

2021年3月には、Googleがコンテンツの検索順位を決める基準を、パソコンサイトではなくスマホサイト基準に完全移行しました。(モバイルファーストインデックス=MFI)

Web業界ではGoogleのこうした方向性を予測し、モバイルファーストの動きが2015年頃から活発になりました。

最近のワードプレステーマやHTMLなどのサイト構成は、ほとんどがスマホ画面対応(=モバイルフレンドリー対応)になっています。

お使いのブログやHPがモバイルフレンドリー対応でない場合、どんなにコンテンツ内容に力を入れてもサイト構成の評価が低いため、検索順位が上がりきらない可能性が高くなります。

サイトがモバイルフレンドリーかどうかは、Googleが提供する「モバイルフレンドリーテスト」でチェックできます。

▼SEOに強いワードプレステーマについて詳しくはこちら

5.文脈の考慮

Googleはコンテンツの検索順位を決めるとき、検索ユーザーの現在地・過去の検索履歴などの情報も重視しています。

Google では、ユーザーの国などの位置情報を使用して、お住まいの地域に関連するコンテンツを提供します。たとえば、シカゴに住んでいるユーザーが「football」で検索すると、ほとんどの場合、アメリカン フットボールやシカゴベアーズに関する検索結果が上位に表示されます。一方、ロンドンにいるユーザーが「football」で検索した場合は、サッカーやプレミアリーグに関係のある検索結果が上位に表示されます。

出典:Google「検索の仕組み」

例えば「カフェ」で検索すると、ユーザーの現在地周辺のカフェ情報一覧が。

「カフェ 渋谷」で検索すると、渋谷駅周辺のカフェ情報一覧が検索結果に表示されます。

Googleのこうした検索結果表示はローカルSEOと呼ばれ、地域が限定されており、検索ユーザーのニーズも能動的(カフェに行きたい)なため集客効果が高めです。

小売店や飲食店やサービス施設など、集客目的のビジネスの場合は、ぜひ取り組んでおきたいSEO対策です。

ローカルSEOに表示させるためには、自店舗や会社の

・名前

・住所

・電話番号

・ウェブサイト

・カテゴリ

・営業時間

・写真

などを「Googleマイビジネス」に登録することが必要です。

実店舗集客など地域性の高いビジネスを営んでいる場合は、Googleマイビジネスに登録して、ローカルSEO対策をしておきましょう。

アルゴリズムは仕組みが変わる=アップデートがある

Googleの検索順位を決めるアルゴリズムは、仕組みが変化=アップデートすることがあります。

中でも年に数回行われるアルゴリズムの大きな変化を、コアアップデートと呼びます。

アップデートは不正なSEO対策を排除したり、ユーザーの検索利便性をより高める目的で行われます。

例えば一時、

・コンテンツ内容と関係ないキーワードの羅列や、 自動生成テキストによって作られた文章の破綻したコンテンツ(ワードサラダ)

・専門性や信ぴょう性の低いコンテンツの量産

・自作自演のサイト同士で外部リンクを相互に貼り合って、外部リンク数を稼ぐ(ブラックハットSEO)

といった悪質なSEOスパムにより、低品質なコンテンツが検索結果上位に表示された時期がありました。

そのためGoogleは、2012年頃から

→パンダアップデート
 ワードサラダやコピーコンテンツなど、内容が低品質なコンテンツの排除が目的。

→ペンギンアップデート
 ブラックハットSEOなど、スパム的なリンク操作によって検索上位を狙うサイトの排除が目的。

といったコアアップデートを継続的に行い、検索ユーザーの役に立たないコンテンツを排除しています。

ちなみにアップデート名の「パンダ」や「ペンギン」は、コンテンツの有用性を白黒はっきりつける、という意味から命名されました。

コアアップデートが起こるとコンテンツの評価基準が変わるため、コンテンツの順位も変動することがあります。

しかしどれだけアップデートを重ねても、Googleの「検索ユーザーに精度の高い情報を届ける」という目的は変わりません。

特定の検索キーワードで検索するユーザーのニーズに応え、確かで役に立つ情報コンテンツを提供する(=ホワイトハットSEO)。

その作業を地道に続けていくことが、アルゴリズムのアップデートにも揺るがない、強いコンテンツを作る秘訣です。

アルゴリズムのアップデートの調べ方

アルゴリズムのアップデートは、Google公式Twitterで事前に告知されます。

(翻訳)

以前に発表された2021年7月のコアアップデートが現在展開されています。
https://twitter.com/searchliaison/status/1400135428909371398

これらは通常、完了するまでに1〜2週間かかります。このような更新に関するガイダンスは次のとおりです。
https://webmasters.googleblog.com/2019/08/core-updates.html

更新を通じて検索を改善する方法の詳細は次のとおりです。

とはいえGoogle公式Twitterは全文英語なので、こちらのGoogle社員さんのTwitterもおすすめです。

まとめ

今回は、Googleの検索順位を決めるアルゴリズムの仕組みについてお話しました。

アルゴリズムの仕組みを理解するには、Googleが目指す理想のサービスを本質的に理解することが重要です。

小手先のSEOテクニックやスパム的な手法に惑わされることなく。

今後も私たちコンテンツSEOマーケターが追求すべきは、検索ユーザーにとって真に役立つコンテンツを作り続けることです。

我々コンテンツSEOマーケターの目的は、コンテンツをGoogle検索結果上位に表示させることで広告効果や集客をアップさせることです。

世の中にとって役立つ情報を発信しながら、確実に検索順位を上げ、広告効果や集客力をアップさせましょう!

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