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検索順位を上げる5つの方法。クリック率アップからチェックツール活用まで

2023.03.30

みなさん、こんにちは。

ODiMAの矢野です。

今回のテーマは「検索順位を上げる方法」について。

コンテンツSEOについて様々なコラムを書いていますが、今回はそのまとめ的な内容になっています。

というのも「検索順位を上げる」=SEO(検索エンジン最適化)の目的であるから。

しかし矢野は、目に見える「検索順位を上げる」というのは、SEOの表面的なゴールであると思っています。

表面的なゴール、というのがミソ。

とにもかくにも、検索順位が上がらなければ、どんなに良いコンテンツを作っても人の目に触れません。

クリック率をあげる方法から、チェックツールの活用まで。

検索順位を上げるための5つの方法、さっそく見ていきましょう。

そもそも検索順位とは?なぜ上げる必要があるのか

検索順位とは、GoogleやYahooなどの検索エンジンにキーワードを入れて検索した結果、ページが表示される順位のことです。

具体的に説明すると。

ハワイに旅行しようと思った人が、「ハワイ おすすめホテル」でググったとします。

検索結果は、このように表示されます。

一番上に表示されるのは、企業がGoogleにお金を払って出している広告。

その後は、ハワイのおすすめホテルに関するコンテンツが1位からズラッと並びます。

あなたなら、どのコンテンツをクリックしたいと思いますか?

同じようなタイトルと内容なら、まずは上から順に見ていく人が多いのではないでしょうか?

実際に検索順位1位と10位のコンテンツでは、クリックされる回数が10倍違うというデータもあります。

ちなみに検索結果1ページ目に表示されるのは、だいたい1位~10位までのコンテンツ。

2ページ目、3ページ目以降まで「次へ」を押してコンテンツを見に行く人は多くありません。

つまりコンテンツを多くの人に見てもらうためには、せめて検索順位10位以内に入ることが重要なんです。

検索順位を上げるための5つの方法

それでは検索順位を上げるためには、どうしたらいいのか。

SEOのテクニック的なことから本質的なことまで、5つの方法をご紹介します。

1.タイトル工夫でクリック率(CTR)を上げる

クリック率(CTR)とは、そのコンテンツがどれだけ見られたかの割合です。

クリック率=「ページのクリック回数」÷「ページが検索結果に表示された回数」×100

つまり検索結果に10回表示されたページが5回クリックされると、クリック率は50%ということになります。

クリック率が高いページは、検索ユーザーにとって有意義なページであるとGoogleに認識されます。

そのためクリック率の高いページは、検索結果の上位に表示されやすくなります。

ではクリック率をあげるには、具体的にどうしたらいいのか。

ポイントは、タイトルの付け方を工夫することです。

検索結果にずらりと表示されたコンテンツの中から、ユーザーに「これを読もう」と思わせ、クリックという行動を促す。

そんなクリック率をあげるタイトルを付けるためのポイントは

●このコンテンツを読めば、疑問が解決しそうと思わせる

●このコンテンツにしかない情報が書かれていることがわかる

●「~で失敗しない〇つのポイント」など、読むことで得られる利益が明確

といったことにあります。

タイトル中には狙ったキーワードは必ず入れ、余計なキーワードは入れない。

35文字以内におさえることなども、思わずクリックしたくなるタイトル付けのポイントです。

2.タイトルや見出しに狙うキーワードを入れる

狙うキーワードを、タイトルと見出しに入れることも大切です。

たとえば「ハワイ おすすめホテル」についてのコンテンツを作るとき。

タイトルや見出しにキーワードを入れることで、Googleに「ハワイ おすすめホテル」についてのコンテンツなんだと認識してもらうことができます。

Googleに何のコンテンツか認識されなければ、検索結果にも表示されません。

タイトルや見出しにキーワードを入れるコツは、

●タイトルに入れる際は、なるべく前半部分に

●見出しに使う言葉は、なるべくキーワードで言い換える

(例)ハワイ宿泊で失敗しない役立つテク

→ ハワイホテル選びで失敗しないおすすめテク

もちろん、狙うキーワード選びも重要になってきます。

3.コンテンツの内容を充実させる

コンテンツの内容を充実させる。

それがSEO対策の肝であり、本質です。

狙うキーワードの選定・タイトル・見出しを工夫し、検索順位をあげることも大切ですが、それはあくまで小手先のテクニック。

コンテンツの内容が充実していなければ、検索ユーザーにもGoogleにも真に評価されず、結局はコンテンツから利益をあげることもできません。

真に検索ユーザーのためになり、Googleに評価され、その対価として利益をあげられるコンテンツは

●狙うキーワードで検索したユーザーにとって、役立つ情報が過不足なく記載されている

●オリジナリティがある(独自の調査・経験・感想などに基づく)

●専門性や信頼性がある(専門家の監修・公的データなどの引用)

などの特徴があります。

実際、GoogleがWebコンテンツ制作者に向けた公式ブログでも、検索順位の改善には「コンテンツに集中すること」が一番と書かれています。

Google では年に数回、検索アルゴリズムとシステムに重要かつ大規模な変更を加えており、このような変更を「コア アップデート」と呼んでいます。
コア アップデートは、全体として、関連性が高く権威あるコンテンツを検索ユーザーに提供するという Google の使命を果たすために行われます。
(中略)
これまで説明したとおり、コア アップデート後にページの掲載順位が下がったとしても、そのページに修正すべき問題があるとは限りません。
それでも、コア アップデート後に掲載順位が下がった場合は、何かする必要があると感じるかもしれません。
そのような場合は、できるだけ優れたコンテンツの提供に集中することをおすすめします。
Google のアルゴリズムでは、コンテンツの品質に基づいて掲載順位を決定しているからです。

Googleウェブマスター向け公式ブログ 2019.10.1「Google のコア アップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと

検索ユーザーにとって役立つコンテンツになっているか。

そのことを常に本質として意識することが大切です。

4.SNSを活用して、良質な被リンクを獲得する

Googleが有益なコンテンツと評価する基準のひとつに、「被リンクを多く獲得している」というものがあります。

被リンク?何それ?って感じですよね。

たとえば、上の章で引用した「Googleウェブマスター向け公式ブログ」

このブログが引用したことで、Googleウェブマスター向け公式ブログは被リンクを獲得したことになります。

「有益な情報として、他のコンテンツから引用・参照されるコンテンツは、有益なコンテンツである」とGoogleが判断するんですね。

被リンクの獲得は、FacebookやTwitterなどでのシェア、また企業HPなどで紹介されると効果的です。

出典:(株)LIFE CREATE

配信したコンテンツは、SNSやブログを活用して積極的に宣伝しましょう。

コンテンツの内容に満足したユーザーによるシェアが増えれば、検索順位があがるきっかけになります。

5.検索順位チェックツール「GRC」を活用する

自分の作ったコンテンツが、狙ったキーワードで検索順位で何位なのか。

おすすめなのが、無料の検索順位チェックツール「GRC」です。

GRC無料版では「Yahoo!30位・Google100位・Bing40位まで」の検索順位がチェックできます。

実際にGRCを使って、矢野が運営するサイトの検索順位を調べてみました。

たとえば、キーワード「サーフィン 日焼け止め」では、Yahoo!4位・Google4位・Bing12位であることがわかります。

キーワード「サーフィン 初心者」では、Yahoo!25位・Google26位・Bing圏外。

それなら「サーフィン 初心者」のキーワードで作ったコンテンツをもう少しリライトして、順位をあげようか…と対策がとりやすくなります。

無料でも操作簡単で優秀なツールなので、ダウンロードしておくことをおすすめします。

→ GRC公式サイト

まとめ

冒頭に、検索順位をあげるのはコンテンツSEOの表面的なゴールである、と述べました。

検索順位というのは目に見える数字であり、検索順位をあげるためのテクニック(タイトルの付け方など)も色々あります。

しかし小手先のテクニックだけでは、真のSEO対策とは言えないのです。

本来的なコンテンツSEO、すなわちGoogleなどの検索エンジンに評価されるコンテンツ制作とは、検索する人にとって役立つ情報を提供することです。

まずはコンテンツの内容をしっかり充実させること。

「ハワイ おすすめホテル」で検索する人は、何を知りたがっているのか?

「ハワイ おすすめホテル」で検索する人が知りたいのは、本当にホテルの情報だけ?

その先に「楽しく満足のいく旅行にしたい」「素敵な思い出をつくりたい」という想いがあるのではないか?

その上で、タイトルや見出しの工夫・被リンクの獲得など、検索順位を獲得するテクニックも駆使する。

そうして検索順位があがれば、有益な情報を多くの人に届けられる。

情報は、情報を探す人の想いまで満足させてこそ、真に有益なのだと矢野は思います。

そんな人の想いを満たすコンテンツ作りを目指していきましょう。

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