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コンテンツマーケティング(SEO)のまとめと効果的なブログの書き方つ9つのテクニック
2023.04.05
みなさんこんにちは。
ODiMAの矢野です。
コラム、どんどん書いていきますよ。
今回は矢野自身が生業の1つにしている、コンテンツSEOについて書いていきたいと思います。
このR/ForA MAGAZINEもSEOを考え尽くして運営されていて、読んでくれる方の多くをGoogleやYahooなどの検索エンジンから得ています。
R/ForA MAGAZINEを運用する過程でSEOに関する多くの知見が溜まり、それをノウハウという形で体系化してSEOコンサルタントとしても収入を得ています。
ウェブマーケティングの1つとして有名なSEOですが、理解してしまえばすぐに実践することが可能です。
ぜひこの記事を読んで、ご自身で運営しているブログなどに活用してもらえたらなと思います。
そもそもSEOとは
そもそもSEOという言葉の意味を理解できていない方もいらっしゃるかと思うので、まずは言葉の意味を。
SEO
とは”Search Engine Optimization”
の頭文字を取ったもので、日本語で表現すると
検索エンジン最適化となります。
この言葉を2つに割ると理解しやすくなります。
検索エンジン = GoogleやYahoo!のことを指し、皆さん日常生活の中で何か調べ物をするときによく利用しているかと思いますが、自分が知りたいことをキーワードで検索することのできるあれのことです。
最適化 = 検索キーワードでなるべく上位表示(1位〜10位に来る)すること。
となります。
まとめると、SEOとはGoogleやYahoo!を代表する検索エンジン上で特定の検索キーワードで上位表示させ、自サイトやブログにアクセスを増やすウェブマーケティングのこと。
と表現できます。
SEOの歴史(ざっくり)
SEOの言葉の意味は上の項で説明した通りですが、SEOにはかれこれ10年ほどの歴史があります。
Googleがまだできて間もない頃、特定のキーワードで上位表示させることは、いとも簡単なことでした。
そのテクニックを有したSEO会社が世の中には何社も乱立していて、かなり高額な値段でSEO対策という名のサービスを様々な業種の企業に提供していました。
言ってしまえば、Googleの抜け穴を突くような手法でキーワードを上位表示させていました。
いわゆるブラックハットSEOと呼ばれるもので、SEOやウェブマーケティングに興味があって色々と調べている人は、この名称を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
簡単に説明すると、対象クライアントのウェブサイトにバックリンクをひたすら付けるSEO手法です。
SEO会社は自社でホームページを大量に作成して擬似的にクライアント(SEOの依頼主)のホームページ・ウェブサイトが上位表示されるように対策していました。
ここで長々とブラックハットSEOについて言及しても意味がないので、割愛します。(気が向いたら専用の記事を作成します。)
Googleを欺くようなSEOは、検索ユーザーのメリットになりません。
なぜなら、発信している情報の質が高かろうが低かろうが(もっと言ってしまえば情報が間違っていようが)Googleで上位表示してしまうためです。
これはよくないということでGoogleが上位表示の仕組みを定期的にアップデートするようになり、そのアップデートが施行される度にSEO会社に対策を依頼しているウェブサイトやホームページたちは軒並み検索の順位を落としていきました。
この定期的なアップデートで有名なのが、2011年(たしか)に実施されたペンギンアップデートと呼ばれるアップデートでした。(このペンギンアップデートに関しても深掘りしようと思えば深掘りできますが、ここでは割愛します。)
コンテンツSEOが注目されてくる
ここまでSEOの歴史をざっくりと振り返ってきましたが、ようやくコンテンツSEOについてのお話です。
現在のGoogleではどのようなウェブサイトやホームページが評価されているのかというと、
その答えは1つ。
"質の高い、検索した人にとって役に立つ情報を発信していること"
そうです。質の高いコンテンツ記事を継続的に発信することが、現在のSEOはたまたウェブマーケティングを考える上では欠かすことのできない要素なのです。
これを総じてコンテンツSEOを呼んでいるわけですね。
そしてこのコンテンツSEOを考える上で重要なのが、検索キーワードです。
SEOという言葉が使われているので検索キーワードを意識することが大切なのはなんとなく分かるかと思いますが、記事を作るときに1記事1記事に対してキーワードを設定してキーワードから計算した記事作り(コンテンツ作り)が重要になります。
この本質を頭の片隅におきながら、ブログを書いたりホームページを運用していかなければなりません。
コンテンツSEOのメリット
まずはコンテンツSEOのメリットについて挙げていくことにしましょう。
メリットが明確でないと、"よし!これから取り組もう!"とはなれないかと思いますので、矢野が思いつく限りコンテンツSEOのメリットを挙げていきたいと思います。
①コンテンツSEOに取り組むと長期間安定した集客が見込める
コンテンツSEOのメリット1つ目。
このR/ForA MAGAZINEの1記事を例に解説していきましょう。
下記の画面キャプチャーをご覧ください。
R/ForA MAGAZINEの中で最も読まれている記事である、スノーボードの板に関する記事です。気になる方は下記リンクから読んでみて下さい。
注目して欲しいのが、ページビュー数。
この記事を書いている2019年6月現在でトータルページビューが140万PVです。このスノーボードの板に関する記事を公開したのが、2014年ですから、5年間もの間読み続けられている記事だということです。
コンテンツSEOですので、この記事で狙っている検索キーワードもしっかりと設定されており、"スノーボード 板"というキーワードになります。
言わずもがな、5年間この"スノーボード 板"というキーワードで常に1位 or 2位に順位付けしており、5年間安定的にアクセスを獲得できています。
恐らくこれから先も質の高い情報が掲載されている競合ページが現れない限り上位表示され続けるでしょう。
仮に競合ページが現れたとしても、この後説明する"リライト"を行なうことで順位を回復させることは可能です。
このような記事を、1記事、2記事、3記事と増やしていければ、Googleから質の高い情報(検索ユーザーにとって有益な情報)を発信しているホームページ(ウェブサイト)という形でサイト全体が評価されていきます。
すると雪だるま式にアクセス数が増加していきます。
下記アクセス数の推移グラフはR/ForA MAGAZINEの生データですが、安定的にアクセス数を確保できていることが分かります。(1日平均で10,000PVは確保できています。)
グラフの右側に1日だけアクセスが飛び抜けている日がありますが、これはトレンドSEOを理解することで爆発的にアクセスを獲得することができます。
トレンドSEOに関しては、この記事で詳しい説明をしてしまうと長くなってしまうので割愛します。
②他の広告手法に比べて費用対効果は抜群
コンテンツSEOのメリット2つ目。
ホームページ、ウェブサイトにアクセスを集めるための手法、もっと大きな視点でいえば自社や自社ブランドをより多くの人に認知してもらうための手法は実に様々な種類があります。
・リスティング広告
・DSP
・SNS広告
・テレビ広告
・交通広告
などなど。
恐らくより細かい分類をすればもっと多くの広告手法を挙げることができるでしょう。
何が言いたいのかといえば、これら全てに共通するのが、
広告はお金をかけている間はアクセスが伸びるが、広告にお金をかけなくなればアクセスがピタリと止まってしまう。
アクセスが来なければその先にあるゴール(コンバージョン)に設定している資料請求やお問合せも発生しません。
当たり前と言ってしまえば当たり前ですよね。
では、コンテンツSEOはどうでしょうか。
既に前述していますが、スノーボードの板の記事、この記事を公開したのが2014年です。
読んで頂ければ分かりますが、かなりテキスト量の多い記事なので完成までに1か月間くらいかかりました。
1か月集中して作成してしまえば、それから現在までの5年間ほとんどこの記事に対する修正は行なっていません。
ほとんど、放置状態で140万PVということです。
自社サイトの一つの記事なので広告費を払っているわけでもありません。
ずっと毎日毎日記事を書き続ける必要もありません。
これほど費用対効果の良い広告があるでしょうか?
③少人数での運用が可能
コンテンツSEOのメリット3つ目。
コンテンツSEOに取り組むことは広告の費用対効果としては凄く優秀なのは理解できた。
でも、実際にブログや記事を運用していくのは大変なんじゃないの?
と考える人が出てくることでしょう。
実際は少人数のチームで問題なく運用することができます。
R/ForA MAGAZINEも当初は矢野1人で運用していたメディアサイトであり、今でも矢野とライターさん3人ほどで少人数運用しています。
矢野がコンサルティングで携わっているクライアントもコンテンツSEOチームを編成する際は最大でも人数を10人までと制限するほどです。
これには明確な意図があり、矢野が伝えたいことの濃度が10人を超えると著しく薄くなってしまうことが判明してからは少人数制にしています。
なぜ少人数でも運用できるのでしょう?
それは、矢野が思うに更新頻度はそれほど重要視しなくてもいい。と判断しているからです。
コンサルティングの中でご案内している更新頻度は最低月に1本新しい記事を作成していきましょう。とお伝えしています。
記事数よりも圧倒的に大切なのが、1記事の質なのです。
もちろん、1記事あたりの質を落とさずに多くの新しい記事を更新できるのがベストではありますが、根詰めて記事を大量に作ったとしても絶対に長続きはしません。
ですから大量にライターさんを囲って、毎日毎日記事を更新しなければコンテンツSEOはできない。
という固定概念があるのでしたら、その固定概念はゴミ箱に捨てちゃいましょう。
④ビッグキーワードで順位が落ちたとしてもアクセスが無くなることがない
コンテンツSEOのメリット4つ目。
コンテンツSEOに限らず、SEOというウェブマーケティングを考える上で重要視しなければならないのが、検索キーワードです。(前述していますが)
この検索キーワードに対して月間検索ボリュームという指標があるのですが、その検索ボリュームについて少し解説します。
月間検索ボリュームとは
月間検索ボリュームとは、特定の検索キーワードを一か月に何人の人がGoogleに打ち込んで調べているのか。という指標になります。
例えば
"スノーボード"
という1つのキーワードだけを打ち込んで調べる人は月間30,000人くらいです。(1月で)
それに対して
"スノーボード 板"
というキーワードを打ち込む人は月間で8,000人くらいです。(1月で)
では、もう1つ入力するキーワードを増やして
"スノーボード 板 長さ"にするとどうなるでしょう。
このキーワードで検索する人は月間で500人くらいになります。(1月で)
もうお分かりの通り、入力するキーワードが多くなればなるほど検索ボリュームというのは少なくなってきます。
ここで検索キーワードを月間検索ボリュームで以下のように分類することができます。(これはあくまで矢野の定義なので一般的にこのように分類されるかどうかは分かりません。)
ビッグキーワード : 月間検索ボリュームが10,000回以上のキーワード
ミドルキーワード : 月間検索ボリュームが1,000回以上10,000回未満のキーワード
テールキーワード : 月間検索ボリュームが1,000回未満のキーワード
基本的にコンテンツSEOでは、多くのアクセスが見込めるビッグキーワードやミドルキーワードを狙ってコンテンツを作成していきます。
"スノーボード板"の記事も同じ考え方で、ミドルキーワードを狙ってコンテンツを構成していますが、実際にコンテンツページに流入してくるキーワードの一部をお見せしましょう。
いかがでしょうか。
1つのコンテンツに対して様々なキーワードで検索した人が記事を読んでくれていることが分かると思います。
これがコンテンツSEOの特徴です。
もしも、狙っているメインのキーワードの順位が落ちてしまったとしても、他のキーワードが上位表示されているため、アクセス数が急激に落ちるということがありません。
⑤ナチュラルな評価リンクがつく
コンテンツSEOを実践して、質の高い役立つコンテンツを発信していると、出典リンクや紹介リンクという形でコンテンツページに対してリンクがつくことがあります。
具体的にご説明しましょう。
下記画面キャプチャーをご覧ください。
このキャプチャーはCAMPHACKというキャンプ系の情報を中心に発信しているメディアサイトの https://camphack.nap-camp.com/2494 のページの一部分を抜粋したものです。
下の方に(出典 : R/ForA MAGAZINE)という表記があると思いますが、このテキストをクリックすると、https://giver.jp/archives/4839 のページに移動するようになっています。
これを紹介リンクと呼びます。(SEOの専門用語ではバックリンクとも呼びます)
質の高い論文は色々な論文に引用されるという発想から、紹介リンクをたくさん受けているページはGoogleからの評価が高くなる傾向にあります。
Googleからの評価が高くなるということは、狙ったキーワードで上位表示されやすいということに他なりません。
ということは、紹介のリンクは色々なサイトやブログからたくさんもらった方がSEOをする上では圧倒的に有利になるわけですが、このGoogleからの評価の指標を逆手に取った対策が"SEOの歴史"の章でご紹介したブラックハットSEOと呼ばれる対策だというわけです。
【評価されるSEO】
役立つコンテンツを制作する → 第三者がページを読んで役に立ったため、紹介リンクを付ける。
【ペナルティを受けるSEO】
Googleから評価されることが目的 → 紹介リンクがたくさん付けられているように作為的にSEO業者が紹介リンクを大量生成する。
Googleのアルゴリズム(仕組み)が進化することで、前者と後者の判別を精度高くGoogleができるようになりました。
"リンクを得る"という結果は同じですが、アプローチする先が異なるということです。
前者は読者に対してアプローチしているのに対して、後者はGoogleに対してアプローチしています。
もちろん、前者のアプローチがコンテンツSEOを考える上で大切なことであり、意識しなければならないことなのです。
話が横道に逸れていってしまいそうなので、話を戻しますが。
コンテンツSEOに取り組んでコンテンツを制作していると、Googleが評価する紹介リンクを得ることができます。
結果的に、ウェブサイト・ホームページ全体が評価されるので紹介リンクを得たページで狙っている検索キーワードも上位表示されますし、別記事で狙っているキーワードも間接的に良い影響を受けて上位表示されていきます。
⑥ブランドとしての信頼感が増すことによって成約率が向上する
特にBtoB(法人相手の商取引)の事業を展開している会社であれば、見込み顧客からの信頼感は成約を結ぶ上でかなり重要な要素になります。
BtoBのビジネスの場合、取り引きの可能性がある企業のホームページは必ずチェックするものです。
コンテンツSEOに取り組みながら、質の高い情報を発信しているだけで成約する確率は著しく上がります。
ウェブ上に発信できる情報が多いということは、それだけ知見や経験がある企業だと言い換えることもできます。
BtoCの領域においても同様のことが言え、何かを購入する・お問い合わせをする上で、質の高いコンテンツが配信されているホームページは信頼感となり、見込み顧客がゴールまでたどり着く追い風になります。
⑦自分たちのサービスや商品について深く知る機会になる
コンテンツSEOを取り組む上で、ただ闇雲に情報を発信すればいいというわけではありません。
狙っているキーワードで上位表示させて、見込みのお客様のアクセスを増やし、その先に商品やお問い合わせを獲得して会社の売上を上げるところまでがゴールになります。
ということは最終的には、見込み顧客を行動(ここでいう行動が購入やお問い合わせ)させるための情報が必要なわけですが、それが自社のサービスや商品の強みになります。
同業他社や類似商品を扱っているライバルと差別化できるポイントを探してアピールしなければなりません。
このときに必要なのが、"商品をより深く知る"という作業になります。
今まで気付けていなかった特徴を知る機会にもなり、マーケティングの目線からもコンテンツSEOに取り組むことは大きなメリットがあるといえるでしょう。
コンテンツSEOのデメリット
コンテンツSEOのメリットについて書いていきましたが、メリットだけではないのがこの世の全てに共通すること。
コンテンツSEOを取り組む前にデメリットも把握しておきましょう。
別記事でコンテンツマーケティングに取り組む上で失敗してしまうパターンをまとめているので、デメリットと合わせて失敗パターンも知っておきましょう。
リンク入る コンテンツマーケティング(SEO)に取り組んで失敗するパターン9選
短期間で結果を出すのが難しい
コンテンツSEOに取り組みはじめてから半年〜9ヶ月はほとんど結果という結果は出ません。
とコンサルティングでもお伝えしていますが、本当に初動で結果を出すことが難しいのがコンテンツSEOなのです。
特に、新しくドメインを取得して(新規ドメイン)ホームページやウェブサイトの運用を開始した場合は、苦労してコンテンツを作成しているのになんで。。。。という具合に無駄足を踏んでいる感が半端ではありません。
我慢の時間を我慢しきれた人だけがアクセスアップという成果を得ることができます。
まさに継続は力なりなのです。
最低でも半年間は何も変化がないという前提で直向きに取り組む姿勢を持つことが大切です。
外注することはおすすめできない
コンテンツSEOに取り組む際にコンテンツを社内で内製するのはリソース的に厳しいから、外注してしまおうという思考を持つ方、けっこう多いと思いますが、おすすめできません。
事実、矢野自身がこのR/ForA MAGAZINEのコンテンツ作成に嫌気がさした時期があり、そのときに外注でコンテンツ作成を依頼して失敗した経験があるからです。
会社名は伏せますが、業界的にはかなり有名なSEO会社さんで、コンテンツSEO用にライティングしてくれるサービスを提供していたので、30記事ほど作成を依頼しました。
コンテンツの質はスノーボードやスケートボードに関しては全くの素人が書いているので、え。こんな感じ?とビックリしてしまうレベルでした。
料金はたしか、1記事2000文字程度で1万円(文字単価5円)くらいしました。
30記事ほどをまとめて依頼したので、トータルで30万円くらいお支払いです。
ライターさんのレベルによってプランが異なり、矢野が依頼したプランは1番安いプランだったのであのクオリティだったのかもしれませんが、あれで文字単価10円は高過ぎる!!w
依頼主側に潤沢な資金があって、試しにやってみようというのであれば止めませんが、おすすめはできません。
おすすめは、社内リソースをさいて内製していくか、会社でライターさんを囲ってゼロからみっちり教育していくかの2択です。
なぜ内製がおすすめなのか。その理由はこのコンテンツSEOに取り組む明確なゴールを認識できているから。
というポイントに尽きます。
ゴールになるのは基本的に自社の商品になることが多いでしょう。
このゴールを明確に理解した上で取り組むコンテンツ作りと、理解しないで取り組むコンテンツ作りとでは、仕上がりに雲泥の差が発生してしまいます。
ですから、とりあえずコンテンツSEOを提供する会社に丸投げしていてはそれこそ費用対効果の悪い施策になってしまう可能性が高いでしょう。
ラクをしようとするとコンテンツが評価されない
コンテンツSEOに関わり始めてからかれこれ5年ほど経ちますが、その経験の中で面白い1つのことに気がつきました。
それは、コンテンツを制作する時間が長ければ長いほどにコンテンツSEOの効果が高まるということ。
ダラダラと時間をかければ良いというわけではなく、コンテンツの作り込みに時間をかけるという意味合いです。
より良いコンテンツにしようとすればするほど、読み手である検索ユーザーにそれが伝わるということです。
更に言ってしまえば、この読者の満足感をGoogleはある指標から読みとって、検索順位の評価も上げてくれます。
その指標とは、ページ滞在時間なのではないかと矢野は考えています。
恐らく、この仮説は大きく外れてはいないと思っていますが、データの統計を取るとページの滞在時間が長いとその記事がコンテンツSEOという観点では成功しやすいというのは事実です。
ですから、逆説的にはコンテンツ制作で手抜きをすると読者のページ滞在時間が短くなり、Googleからの評価も得られないという結果になりがちです。
ですか、コンテンツ制作には熱意が必要なのです。
外注で全て賄ってしまおうなどという考えはやめましょう。
コンテンツSEOを依頼する時の料金について
コンテンツSEOを事業として展開している会社は世の中にはたくさんあります。
実際にどのような会社に依頼すればいいのか、迷いますのでコンテンツSEOの価格という側面で考えたときの参考になればと思います。
前提として、今までブラックハットSEO(バックリンクを作成していく対策)のサービス提供価格と比較すれば、圧倒的に高額です。
なぜならば、高品質なコンテンツを発信していかなければならないため非常に労力と時間がかかるからです。
コンテンツの作成自体を依頼主がやらない場合は、"コンサルタント・ディレクター・ライター"をはじめとしたプロフェッショナルたちがコンテンツ作成に携わるため、費用がその分だけ高額になります。
ブラックハットSEOの提供であれば、バックリンクを大量に作成してあとはお客様に提供するシステムを作ってしまえば、ほぼ人が手を動かすことはありませんから、人件費を抑えることができるため低価格に抑えることができるのです。
ここでは矢野の経験してきたことをベースに料金に関して言及していければと思います。(あくまで矢野の視点なのであしからず。)
コンテンツSEOのコンサルティング
矢野が提供しているコンテンツSEOのサービスはこの分類になります。
ウェブサイトやホームページに追加するコンテンツページの代行は行なっていません。
ではどのようなサービスを提供しているのかといえば、コンテンツSEOを内製できる・またはライターさんを教育するためのチーム作りをゴールとした、仕組み作りコンサルティングを行なっています。
コンサルティングが終わって、矢野がいなくなっても質の良いコンテンツを作り続けられるようになるため、長期的にみれば費用対効果は高くなります。
このようなコンサルティングを行っている企業や個人はたくさんいると思いますが、矢野がコンサルティングに入ると月額10万円〜となっています。
コンテンツ制作の代行
コンテンツ制作を代行する企業は比較的大きな会社であることが多く、元々ブラックハット系のSEOサービスを提供していた会社がサービス内容を変更してコンテンツ制作代行を行なっているケースがほとんどでしょう。
SEOの知見は多く持ち合わせていますので、信頼できる会社も多い印象です。
サービス内容的には、画像付きで納品してくれるところやテキストのみの納品など、そのサービス形態は様々です。
ライターさんのレベルによって文字単価が異なってきます。
最低レベルでも文字単価5円〜くらいはかかり、2000文字の記事1本で10,000円というところかと思います。
ライターさんのレベルを上げるとなると、文字単価10円、20円と上がっていきますが、ライターさんのレベルをあげることに比例してコンテンツSEOの効果が上がっているかというとそういうわけではありません。(確かに読みやすい記事には仕上がります。)
また、1記事から単品で依頼することが難しく、30記事や50記事などまとまった注文をしなければならないことがほとんどですので、予算的には数十万円~という感じでしょう。
クラウドソーシングでコンテンツ制作を依頼する
ランサーズやクラウドワークスに代表されるアウトソーシング系のサービスにコンテンツ制作を依頼することも可能です。
ライターとしての質は下がりますが、1記事あたりの価格に関しては低価格で依頼できるので、ライターさんに対する依頼の仕方や校正、リライトなどを上手く仕組化することができれば上記2つに比べて圧倒的なコストパフォーマンスを出すことができることでしょう。
ですが、依頼した側がコンテンツSEOについての知識や理解が少ない状態ですと、ライターさんから納品された記事がそもそもコンテンツSEOの視点から見て、質が高いのか低いのかを判断することができません。
今説明してきたように、コンテンツSEOをサービスとして提供している会社は数多くあります。
が、その中で矢野自身がコンサルティングをしているからというわけではありませんが、なぜコンテンツマーケティング(SEO)に取り組む場合はコンサルティングを受けることをおすすめするのか。
その理由を記事にまとめていますので、本格的にコンテンツマーケティングに取り組んでいこうという方はぜひ一読下さい。
リンク入る なぜ記事代行や外部SEOではなくコンサルティングをオススメしているのか
効果的なブログの書き方9つのテクニック
ではここからは、今のSEOの流れや傾向を考えた上で今すぐ使えるテクニック的なお話をしていきます。
1,狙う検索キーワードを設定する
テクニックというか、当たり前の話になってしまいますが、SEOに取り組む上で第一ステップとして確実にやらなければならないこと。
それは検索キーワードを設定するということです。
コンテンツを作る際には、必ずコンテンツと検索キーワードが対になるように設定をしてから書くようにします。
これをしないと最短距離で検索キーワードで上位表示させることは難しく、正しいPDCAを回すことができません。
詳しくは下記記事に検索キーワードに関して、月間検索ボリュームという観点からの検索キーワードの選び方をまとめています。
リンク入る 【超重要】SEOで評価される検索キーワードの選び方
2,ブログタイトルにはキーワードを入れる
まずはこれ。
コンテンツSEOにおいても最も重要だと言ってしまっても過言ではないテクニック。
タイトルの中にはキーワードを入れること。
かなり前からSEOをする上で最も重要だと言われ続けてきましたが、まずこれをしないとキーワードで上位表示することは難しいです。
R/ForA MAGAZINEの記事の中で最もアクセス数の多いページのタイトルを見てみましょう。
"スノーボード 板"という検索キーワードで長い期間1位に君臨していたページですが、記事のタイトルの中にしっかりと"スノーボード と 板"というキーワードが含まれています。
更にワンポイントアドバイスを付け加えるとすれば、タイトルのなるべく前の方に狙っているキーワードがくるようにすると良いでしょう。
より詳しいタイトルの付け方は下記の記事でまとめていますので、タイトルの付け方に迷っている or 改善の仕方が分からないという人は参考にして下さい。
リンク入る コンテンツSEOを意識したタイトルの付け方について
3,ブログタイトルの中に数字を入れる
2つ目のテクニックも記事のタイトルに関してです。
1つ目の説明で載せている画像をもう一度見ましょう。
一目瞭然ですが、"3つの"という数字がタイトルの中に含まれています。
なぜタイトルの中に数字を入れた方がいいのか。
その理由は、Googleの検索結果に表示されたときにタイトルに数字が入っているとクリックされる確率が上がるからです。
コンテンツSEOを考える上でこのクリック率も重要なファクターになりますので覚えておきましょう。
4,コピペはしない
コンテンツSEOについて色々と調べていると、必ず出てくるのがこの"コピペをしない"です。
いざコンテンツSEOに取り組もうと思い立って、コンテンツを作成するぞ!となったときに、どうしても文章を書くのが億劫になります。
はじめは楽しんで文章を書いていても、時間が経つにつれてネタもなくなってきますし、面倒くさくなっていってしまうものです。コンサルティングをしていても3か月~5か月経過したあたりから、この現象が発生します。
そこでラクをしようとします。
ウェブ上に書いてある内容(文章)をそのままコピーして、自分の記事に貼り付けて(ペースト)しまうのです。
これはGoogleからペナルティを食らってしまう典型的なやってはいけないことです。
Googleからペナルティを食らう = ホームページ全体の各ページで上位表示されていたキーワードの順位が軒並み下がってしまいます。
他のサイトからコンテンツをパクってきてしまうのは、もちろんアウトですが、過去の自分で書いた記事の中の一部分をコピぺするのもあまり望ましいことではありません。
SEOの通説として、同じホームページの中に全く同じ内容のページが複数あると、ミラーページとみなされて評価を下げてしまいます。
ということは、まとめると基本的にはコピペはやらないという認識を持っていればOKです。
5,オリジナル性を出す
このオリジナル性を出すことは、記事の内容(本文)にオリジナル性を持たせましょうという意味合いになります。
検索順位でなるべく上位を目指すということは、シンプルに競合ページ(自分が狙っているキーワードで現状Googleから評価されているページ)よりも優れたページでなければいけません。
ということは、如何に競合ページと差別化された情報を発信するかというポイントが重要です。
もちろん、必要不可欠な一般的な情報を記事内に入れることも重要で、
"スノーボード 板"のケースであれば、例えばノーズやテール、スタンス幅などのスノーボードの板を構成する箇所の名称などは、オリジナル性がない情報となります。
一般的な普遍の情報なので、誰が発信しても同じ内容になるからです。
コンテンツSEOを考慮してキーワードでの上位表示を目指す上で、高品質なコンテンツはどのように生み出せばいいのか。
その方法論やテクニック的な内容は以下の記事にまとめていますので、コンテンツをどのように制作すればいいか分からない!という方は、
その手順を下記記事にまとめていますので読んでみて下さい。
リンク入る SEOで評価されるための高品質なコンテンツの作り方を完全解説
6,競合を上回るテキストボリュームにする
3つ目のテクニックでも解説したように、競合サイトよりも質の良い情報(記事)を配信しなければなりません。
ここでGoogleがどのようなものを質の良い情報(記事)だと判断するのか。というポイントを押さえておきましょう。
まず、
1記事あたりの文字数が多い = 情報量が多い
これは当たり前のことだと思いますが、Googleが評価するページの傾向を見てみると
情報量が多い ≒ 情報の質が高い
ということになります。
情報量が多いということはそれだけ、1つの内容に対して深掘りできていてより専門的な情報が掲載される確率が高まるという解釈で大きくズレてはいないでしょう。
1記事に対する情報量(文字数)に関する詳しい情報は下記記事に掲載しているので、詳しく知りたい方はご参照ください。
リンク入る コンテンツSEOにおける検索順位上昇と文字数の関係性
7,サジェストキーワードを意識する
7つ目のテクニックはサジェストキーワードを意識するです。
サジェストキーワードとは何か。
これは日本語で表現するならば、関連キーワードのこと。
Googleで何かキーワードを検索すると、上の写真のようなものが出てくるかと思いますが、これが正にサジェストキーワードです。
このサジェストキーワードをヒントに書く内容を精査していくことができます。
8,同じテーマの記事を複数書く
ホームページやブログを運用するときには記事を何記事も書くことになりますが、ある特定のキーワードで上位表示を目指すときは、同じテーマを元に複数記事書くとGoogleからの評価が高まる傾向にあります。
スノーボードの板を例にあげて説明するなら、
・スノーボードの型落ちについて
・自分にあったスノーボードの選び方について
・スノーボードの板を中古で買うときの注意点
このような形でスノーボードの板という大元のネタは同じですが、少し内容の趣旨をズラす形で複数記事を書いていくと良いでしょう。
9,定期的なリライトを行う
記事は書きっぱなしには絶対していけません。
記事を書く目的をホームページやブログにアクセスを集めることであれば、Googleから評価される記事になるまで情報の書き足しをしなければなりません。
この書き足しをリライトと呼びます。
1ヶ月に1回くらいのペースで狙っているキーワードでの検索順位が何番目に来ているのかをチェックしてあげることが必要で、Googleからの評価があまり良くない場合はリライトを加えていくと良いでしょう。
コンテンツSEOに関するよくあるご質問集
矢野自身が毎日コンテンツSEOのコンサルティングでクライアントさんとお話している中でよく質問される内容をざっとQ&A方式で記載したいと思います。
Q,コンテンツSEOですぐに結果を出したいんですけど何をしたらいいですか?
A,コンサルティングの中で、1記事あたりの質が落ちるよりは記事の更新頻度を落とした方が良い。
という発想で、1ヶ月に1記事の更新でOKです。と伝えていますが、シンプルに記事の情報の質を担保しながら高頻度で記事をアップしていけることが最速で結果を出すためのおすすめの手段です。
記事の質は落とさずに、1ヶ月間に2記事、3記事、4記事と作成して、多ければ多いほど良いでしょう。
Googleから更新頻度の面でもプラスの評価をもらうことができますから、間違いなく早い段階でアクセス増加を見込めるはずです。
Q,新規ドメインでも問題ないですか?
A,このお題もよく話題になります。
ホームページやウェブサイトをはじめるときに、今まで使っていたドメインを使って運用する。いわゆる中古ドメインでの運用と、
新しいドメインを取得して運用する。新規ドメインでの運用どちらがいいかというご質問です。
結論からお話すると間違いなく中古ドメインでの運用が有利です。
ドメインが良い状態であり、その上でコンテンツSEOを取り組むことができれば結果は早く出てきます。
もちろん、中古ドメインであっても過去のホームページの運用をあまりしていなかった場合と、まじめにホームページ運用していた場合とを比較すれば一概に効果の出方に違いは出てきますが。
一方の新規ドメインでの運用では、例外なく効果が出るまで時間がかかります。
それも、半年〜9ヶ月ほどは我慢の時間が続きます。この期間でコンサルタントがついていない場合はそのほとんどが結果が出ないと見切りをつけてコンテンツSEOに取り組むのをやめてしまいます。非常に勿体ないケースです。
大手のクライアントになると、企業の顔として機能するオフィシャルサイトとお客様を集客するための集客サイトを2個持ちして、集客サイトを新規ドメインで始めます。というケースも出てきますので参考までに。
Q,前に書いた文章を少し書き直せば問題ないですか?
A,コピペはしないようにしましょう。ということを伝えると、必ずこのような質問が出てきます。
ゼロから文章を作成しようとすると、時間がかかってしまうので過去に書いた記事から内容を抜粋して、書き直しをするというパターンです。
この質問に対しては、
"過去書いた内容を参考にしながらゼロから書きましょう。"
と伝えています。
同じことを書くにも、以前書いたときから現在まで経験や知識をつけているので、少なからず解釈が変わっているものです。
ですから、全く同じ文章になることはありません。
全てのことに共通しますが、ラクしようとするとマジでコケます。
なぜかって?ラクなことは裏返せば誰も真似できてしまいます。
天才以外の凡人は、誰でもできることを誰にもできない量こなさない限り飛び抜けることはできません。
だからこそ、ラクをしていては周りに勝つことはできません。
急がば回れ。
そういうことです。
Q,バックリンクを提供するSEO会社さんから営業がかかってきて、試してみたいのですが。。。
A,この記事の前半でもバックリンクについて触れていていますが、ブラックハットと呼ばれるSEO対策はGoogleアルゴリズムの精度が向上したことで全く効果がなくなり、悪いケースだと、ペナルティをくらって今まで獲得できていたアクセスまで失ってしまうという結果になります。
とはいうものの、自然な形で得られるリンクはGoogleからプラスの評価を受けることができます。
この自然な形で紹介してくれるサイトは質が高い傾向にあり、自作自演でそのレベルのサイトを作成するのは制作コストがかかり過ぎてしまいます。
ですから基本的にバックリンクを提供するSEO会社が制作しているバックリンクサイトは質の低いものばかりなので、営業をかけられた際はバックリンクサイトを複数見せてくださいと頼むといいでしょう。
もし、そのサイトの質が高ければ依頼してみてもいいかもしれませんが、一目でしっかりと運用されていないウェブサイトだなと感じた場合は、依頼しない方が無難です。
Q,1記事あたりの文字数はどのくらい書けばいいですか?
A,これは一概にこれくらいの文字数であればOKというものはない。
というのが答えになってしまいます。
なぜかというと、狙うキーワード、競合の強さ、運用しているホームページのドメイン年数、ホームページ全体のページ数。
などなど、検索したときの順位を決める要素というのはたくさんあります。
ですので、ドメインがものすごく強いホームページと、新規で取得したドメインで運用するホームページとでは、1記事あたりに必要な文字数は同じではないということです。
まとめ
効果的なブログの書き方という題目で書いてみましたがいかがでしたでしょうか。
これは机上の空論などではなく、矢野自身がR/ForA MAGAZINEというメディアを運用することで得た経験と知識ですので、かなり的を得た内容になっているはずです。
この記事を読んだ方のブログやホームページへのアクセスがグングンと伸びていくことを願っています!