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LLMOとは?SEOとの違いと初心者が何から始めるかを解説

2026.09.30

LLMO(エルエルエムオー)とは、Large Language Model Optimization(大規模言語モデル最適化)の略で、ChatGPTやGoogleの「AIによる概要」など、AIの回答の中で自社の情報が取り上げられやすくする取り組みです。

いまは検索窓にキーワードを打つだけでなく、AIに質問して調べものをする人も増えてきました。

そのため、検索結果の上位を目指すこれまでのSEOに加えて、「AIの答えに自社が出てくるか」も気にかけておきたいところです。

この記事では、LLMOの意味やSEO・AIO・GEOとの違い、Googleが公式に「不要」としていること、初心者が何から始めればよいか、無料で効果を確かめる方法までをまとめて解説します。

専門用語だらけで、何から手をつければいいかわからないという方にもわかりやすい内容となっています。

LLMOとは?意味と読み方をわかりやすく解説

まずは、LLMOの意味と、「LLM」「SEO」との関係を整理します。

LLMOの意味と読み方

LLMOは「Large Language Model Optimization」の頭文字をとった言葉で、「エルエルエムオー」と読みます。

日本語では「大規模言語モデル最適化」と訳されます。

ひとことで言えば、「AIに自社のことを正しく知ってもらい、質問されたときに名前を挙げてもらいやすくすること」です。

たとえば「〇〇市で評判のいいリフォーム会社は?」とAIに聞いたとき、その答えの中に自社の名前が入るかどうか、という話です。

なお、LLMOは、Webマーケティングの業界で使われている呼び方です。

そもそもLLMとは?ChatGPTとの違い

LLMOの「LLM」は、Large Language Model(大規模言語モデル)の略です。

LLMは、とても大量の文章を読み込んで学習したAIで、ある言葉の次に来る言葉を予測してつなげていくことで文章を作ります。(※1)

総務省の子ども向けの解説でも、LLMは文章や画像などを作る「生成AI」を支える重要な仕組みとして紹介されています。(※2)

一方のChatGPTは、2022年にOpenAIが公開した対話型AIのサービスです。(※3)

その中では、OpenAIが開発したLLMが使われてきました。(※4)

LLMとChatGPTの関係は、車の「エンジン」と「車そのもの」にたとえるとイメージしやすいでしょう。

LLMは文章を作るエンジンで、ChatGPTはそのエンジンを積み、私たちが会話の形で使えるようにしたサービスです。

Googleの検索機能「AIモード」も同じ関係で、提供開始の時点では、Googleが開発したAIモデル「Gemini」を調整したものを使っていると発表されています。(※5)

(※1)出典:国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)|日本語に特化した大規模言語モデル(生成AI)を試作

(※2)出典:総務省|情報通信白書 for Kids:人工知能(AI:エーアイ)の仕組み

(※3)出典:総務省|令和6年版 情報通信白書 生成AIの急速な進化と普及

(※4)出典:OpenAI|ChatGPT-4o Model

(※5)出典:Google Japan Blog|Google 検索の AI モードを日本語で提供開始します

LLMOとSEOの違い

SEO(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)は、Googleなどの検索結果の一覧で、自社のページを上位に表示させるための取り組みです。

これに対してLLMOは、AIが作る回答の文章の中で、自社の情報が紹介されることを目指します。

違いを表にまとめると、次のとおりです。

項目SEOLLMO
目的検索結果の一覧で上位に表示されるAIの回答の中で紹介される
主な対象Googleなどの検索エンジンChatGPTやGoogleの「AIによる概要」「AIモード」など
表示される場所検索結果に並ぶページの一覧AIの回答文の中や、根拠として示されるリンク
成果の測り方検索順位、クリック数、サイトへの訪問数AIの回答に出た回数、回答の内容、AIをきっかけにした問い合わせ

しかしGoogleは、SEOのベストプラクティス(基本として勧められているやり方)は、AIによる概要やAIモードでも引き続き有効だとしています。(※6)

さらに、生成AI検索向けに最適化することも、Googleから見ればSEOであることに変わりはないと説明しています。(※7)

LLMOはSEOと別物ではなく、SEOの土台の上に積み上げる取り組みと考えるとよいでしょう。

(※6)出典:Google 検索セントラル|AI 機能とウェブサイト

(※7)出典:Google 検索セントラル|Google 検索における生成 AI 機能への最適化のための Google ガイド

LLMOとAIO・GEOの違い

LLMOについて調べていると、AIO・GEO・AEOといった似た言葉も目に入ってきます。

AIOとLLMOの違い

AIOは、2通りの意味で使われている言葉です。

1つは「AI Optimization(AI最適化)」の略として、AI向けの対策全体をまとめて呼ぶ使い方です。

もう1つは、Google検索でAIがまとめた答えを表示する「AIによる概要(AI Overviews)」に向けた対策を指す使い方です。

AIによる概要は、Googleが2024年8月に、日本を含む6か国へ広げると発表した機能です。(※8)

どちらの意味で使われていても、LLMOとの違いは「呼び方」と「どのAIを主に意識しているか」くらいと考えてよいでしょう。

Googleの画面を意識するならAIO、ChatGPTなど幅広いAIを意識するならLLMO、という呼び分けのイメージです。

取り組む中身はほとんど重なるため、言葉の違いにこだわりすぎる必要はないでしょう。

(※8)出典:Google Japan Blog|AI による概要 : ウェブにつながる新しい方法

GEO・AEOとLLMOの違い

GEOは「Generative Engine Optimization(生成エンジン最適化)」の略です。

生成エンジンとは、ChatGPTのように、質問に対して文章を作って答えるAIのことです。

この言葉は、2023年11月に研究者が公開した論文で提案され、のちに国際学会「KDD 2024」に採録されました。(※9)

AEOは「Answer Engine Optimization(回答エンジン最適化)」の略です。(※7)

質問にそのまま答えを返す仕組みに向けた対策を指す言葉として使われています。

4つの言葉を表にまとめました。

呼び方正式名称主に意識する対象
LLMOLarge Language Model Optimization(大規模言語モデル最適化)ChatGPTなど、LLMを使ったAIサービス全般
AIOAI Optimization(AI最適化)、またはAI Overviewsへの最適化AI全般、またはGoogleの「AIによる概要」
GEOGenerative Engine Optimization(生成エンジン最適化)文章を作って答えるAI
AEOAnswer Engine Optimization(回答エンジン最適化)質問に答えを返す検索やAI

Googleは、生成AI検索向けのガイドの中でAEOやGEOという言葉に触れたうえで、こうした最適化もSEOであることに変わりはないとしています。(※7)

(※9)出典:arXiv|GEO: Generative Engine Optimization(arXiv:2311.09735)

(※7)出典:Google 検索セントラル|Google 検索における生成 AI 機能への最適化のための Google ガイド

LLMOが注目されている理由

生成AIで調べものをする人が増えている

大きな理由の1つは、生成AIを使う人が短い期間で増えたことです。

総務省の令和8年版 情報通信白書によると、日本で生成AIサービスを「使っている(過去使ったことがある)」と答えた人は、2024年度の調査では26.7%でしたが、2025年度の調査では58.8%に増えました。(※10)

なお、2025年度の調査からは、15〜19歳も対象に加わっています。(※10)

同じ2025年度の調査では、アメリカで75.6%、中国で93.6%と、いずれも日本を上回っています。(※11)

また前年の令和7年版の白書では、AIを使いたい場面として、調べものやコンテンツの要約・翻訳を挙げる人が比較的多い傾向も示されています。(※12)

キーワードで検索してページを1つずつ開く代わりに、「〇〇のおすすめは?」とAIに質問し、まとめられた答えを読む人も出てきました。

お客様の調べ方が変われば、自社を見つけてもらう入り口も変わっていくでしょう。

(※10)出典:総務省|令和8年版 情報通信白書 日本

(※11)出典:総務省|令和8年版 情報通信白書 米国・ドイツ・中国

(※12)出典:総務省|令和7年版 情報通信白書 個人におけるAI利用の現状

Google検索にもAIの回答が表示されるようになった

Google検索では、2024年8月に「AIによる概要」の日本での提供が発表され、2025年9月には、長く複雑な質問にも1回の検索で答える「AIモード」の日本語での提供も始まりました。(※8)(※5)

こうした機能では、検索結果のページを開かなくても、AIがまとめた答えだけで調べものが済む場面があります。

このように、検索してもサイトをクリックせずに終わる検索は「ゼロクリック検索」と呼ばれます。

そのため、「検索結果に表示されるか」だけでなく、「AIの回答の中で紹介されるか」も意識しておきたいポイントです。

AIの答えに自社の名前やページが出てくれば、お客様に知ってもらうきっかけが1つ増えます。

(※8)出典:Google Japan Blog|AI による概要 : ウェブにつながる新しい方法

(※5)出典:Google Japan Blog|Google 検索の AI モードを日本語で提供開始します

LLMOのしくみ|AIが回答に使う情報を選ぶ流れ

AIが答えを作る流れを、ざっくり押さえておきましょう。

AIは「学習した知識」と「その場で集めた情報」を組み合わせて答える

LLMを使ったAIは、まず学習した大量の文章の知識をもとに答えを作ります。(※1)

ただ、学習した知識だけでは、最近の出来事や会社ごとの細かい情報までは答えにくいことがあります。

そこでAIサービスの中には、質問を受けてからWebを検索し、見つけたページの情報も使って答えるものがあります。

Webの情報を集めに来るプログラムは「クローラー」と呼ばれ、サービスによっては、検索の回答に使うものと学習に使うものが分かれています。(※13)(※14)

(※1)出典:国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)|日本語に特化した大規模言語モデル(生成AI)を試作

(※13)出典:OpenAI|Overview of OpenAI Crawlers

(※14)出典:Google|Google's common crawlers

Googleの「AIによる概要」は、検索に登録されたページから選ばれる

AIによる概要やAIモードでページがリンクとして表示されるには、ページが検索のデータベースに登録(インデックス登録)され、Google検索でスニペット(検索結果に出る短い説明文)付きで表示できる状態であることなどが必要です。(※6)

つまり、Google検索に載っていないページはGoogleのAIの回答にも出てきにくく、ここにLLMOでもSEOの基本が欠かせない理由があるのです。

(※6)出典:Google 検索セントラル|AI 機能とウェブサイト

LLMO対策の基本|AIに取り上げられやすいサイトのポイント

AIに取り上げられやすいサイトのポイントを、5つ見ていきます。

SEOの基本を整え、検索に載る状態にする

1つ目のポイントは、検索エンジンにページが登録され、検索結果に表示できる状態になっていることです。

GoogleのAI機能は、この状態を前提にしています。(※6)

これまで続けてきたSEOやブログ記事も、LLMOの土台として生きてきます。

(※6)出典:Google 検索セントラル|AI 機能とウェブサイト

自社にしかない一次情報を出す

2つ目のポイントは、自社にしかない「一次情報」を発信していることです。

一次情報とは、自社で実際に見聞きした事例や数字、写真など、よそでは手に入らない情報のことです。

Googleは、人がユニークで魅力的、役に立つと感じるコンテンツを作ることが、ガイドにあるほかのどの提案よりも、長い目で見て生成AI検索でのサイトの存在感を高めると考えられるとしています。(※7)

Googleが示すコンテンツの自己チェック項目にも、独自の情報や調査・分析の結果を示しているかという問いがあります。(※15)

中小企業なら、お客様とのやり取りや現場での経験が、そのまま一次情報になります。

たとえば「よくある失敗と、その防ぎ方」「お客様から実際に聞かれた質問」などは、その会社にしか書けない内容です。

(※7)出典:Google 検索セントラル|Google 検索における生成 AI 機能への最適化のための Google ガイド

(※15)出典:Google 検索セントラル|有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成

読む人の質問に、結論からわかりやすく答える

3つ目のポイントは、読む人の質問に対して、結論から答える書き方にしておくことです。

Googleは、生成AI検索のために特別な書き方をする必要はなく、コンテンツを細かく分割する必要もないとしています。(※7)

AI専用の文章を用意するより、人が読んでわかりやすい文章を書くことが基本です。

取り入れやすいのは、お客様がよく聞く質問をそのまま見出しにして、最初の1文で答えを書く形でしょう。

(※7)出典:Google 検索セントラル|Google 検索における生成 AI 機能への最適化のための Google ガイド

会社情報を正確にし、信頼される情報源になる

4つ目のポイントは、会社の情報が正確で、信頼できる情報源として見てもらえる状態になっていることです。

Googleは、コンテンツのよしあしを考える目安として「E-E-A-T」を示しています。(※15)

E-E-A-Tは、経験・専門性・権威性・信頼性の4つを表す英単語の頭文字で、Googleはこの中でも信頼性を最も重要なものとしています。(※15)

信頼してもらうための第一歩は、会社概要・所在地・連絡先・サービス内容・運営している人を、サイトに正確に載せることです。

業界団体や取引先、地域のメディアなど、外部のサイトで自社が紹介されること(サイテーション)も、信頼の手がかりの1つになるでしょう。

(※15)出典:Google 検索セントラル|有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成

AIの情報収集を止めていないか確かめる

5つ目のポイントは、AIサービスが情報を集めに来たときに、サイトが読める状態になっていることです。

robots.txt(ロボッツテキスト)は、クローラーに「このページは見ないで」と伝えるための設定ファイルです。

たとえばOpenAIは、ChatGPTの検索用のクローラーをrobots.txtで拒否したサイトは、ChatGPTの検索の回答には表示されない(サイトへの案内リンクとして出ることはある)と説明しています。(※13)

一方Googleでは、Geminiの学習などに使うかどうかを決める設定(Google-Extended)を止めても、Google検索への掲載や順位には影響しないとされています。(※14)

robots.txtには検索エンジン向けの設定もまとめて書かれるため、自分で書き換えず、制作会社や管理している人に「AIのクローラーを止めていないか」を聞いてみると安心です。

(※13)出典:OpenAI|Overview of OpenAI Crawlers

(※14)出典:Google|Google's common crawlers

LLMO対策でやらなくてよいこと|Googleが公式に「不要」としているもの

LLMOについて調べると、「AI専用のファイルを置くべき」といった情報も目に入ります。

予算や人手が限られているときほど、Googleが公式に「必要ない」としているものを知っておくと、ムダな出費を防ぎやすくなります。

AI検索に表示されるための特別な最適化は要らない

Googleは、AIによる概要やAIモードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化をおこなう必要もないとしています。(※6)

GoogleのAI機能に出るために、AI専用の特別な対策は必要ないというのが、Googleの公式の見解です。

これは、LLMOに取り組まなくてよいという意味ではありません。

前の章で紹介した5つのポイントを整えることが、LLMO対策の土台になるでしょう。

(※6)出典:Google 検索セントラル|AI 機能とウェブサイト

llms.txtなどAI用のファイルは、Google検索では使われていない

llms.txt(エルエルエムズ・テキスト)とは、AI向けにサイトの概要をまとめて書いたテキストファイルのことです。

Googleは、生成AI機能を含むGoogle検索で表示されるために、機械が読み取るためのファイルやAI用のテキストファイルなどを新たに作る必要はないとしています。(※7)

さらに、Google検索ではこうしたファイルは無視されるため、置いても検索での表示や順位には影響しないと説明しています。(※7)

Google以外のAIサービスでの扱いは方針しだいのため、少人数ならllms.txtづくりは後回しにするほうが進めやすいでしょう。

(※7)出典:Google 検索セントラル|Google 検索における生成 AI 機能への最適化のための Google ガイド

構造化データは必須ではない

構造化データとは、ページの内容を決まった形式で書き、検索エンジンなどに伝えるためのデータの形です。(※16)

Googleは、生成AI検索に構造化データは必要ないとする一方で、引き続き使うことも勧めています。(※7)

構造化データを加えると、ユーザーの興味をひく検索結果(リッチリザルト)を表示できるようになるためです。(※16)

ただし、よくある質問(FAQ)やハウツーのように、Google検索での表示を終えた種類もあります。(※17)

LLMOのためだけに急ぐものではなく、SEO全体の中で余裕が出てきたら検討する候補の1つといえます。

(※16)出典:Google 検索セントラル|構造化データ マークアップとは

(※7)出典:Google 検索セントラル|Google 検索における生成 AI 機能への最適化のための Google ガイド

(※17)出典:Google 検索セントラル|Google 検索セントラル ドキュメントの更新履歴・最新情報一覧

「AIに必ず表示される」とうたう提案には注意する

Googleは、AIの回答に表示されるための追加の要件はないとしています。(※6)

特別な近道がない以上、「AIに必ず表示されます」といった提案を受けたら、その根拠をいったん確かめてみましょう。

外注を検討するときは、次の3点を確かめておくと安心です。

  • どんな作業を、どのくらいの期間おこなうのか
  • 効果をどうやって確かめ、どのくらいの頻度で報告してもらえるのか
  • 提案の内容が、Googleの公式の見解(特別な最適化は不要)と食い違っていないか

(※6)出典:Google 検索セントラル|AI 機能とウェブサイト

LLMO対策は何から始める?初心者・少人数でもできる優先順位

ここからは、予算も人手も限られた中小企業の担当者が、LLMO対策を何から始めればよいかを順番に紹介します。

まずはお金をかけずに自分たちで始められるSTEP1〜3に取り組み、予算や専門知識が要る施策は成果を見てから考える進め方が、無理なく続けやすいでしょう。

STEP1:AIに自社や業界のことを質問し、いまの紹介のされ方を知る

最初にやることは、いまAIが自社をどう紹介しているのかを知ることです。

ChatGPTやGoogleのAIモードなど、ふだん使えるAIサービスに、お客様になったつもりで質問してみましょう。

質問の例は次のとおりです。

・「(地域名)で(業種)を頼むなら、おすすめの会社は?」
・「(自社名)はどんな会社?」
・「(自社のサービス)を選ぶときの注意点は?」

回答を見たら、次の3点をメモしておきます。

・自社の名前が出てくるか
・住所や営業時間、サービス内容が古くなっていないか
・まちがった情報が書かれていないか

ここで見つかった「古い情報」や「まちがい」が、次のSTEPで直す場所になります。

STEP2:会社概要・サービス内容・問い合わせ先を最新にそろえる

STEP1で古い情報やまちがいが見つかったら、まず自社サイトの会社概要やサービスのページを直しましょう。

見直す場所の例は次のとおりです。

・会社概要:社名、所在地、電話番号、営業時間、代表者名
・サービス内容:対応できること、対応エリア、料金の考え方
・問い合わせ先:問い合わせページ、電話番号、受付時間

次に、地図サービスや業界のポータルサイト、SNSなど外部に載っている情報も、同じ書き方にそろえていきます。

Googleは、コンテンツの信頼性をとくに重視しています。(※15)

どこを見ても同じ正しい情報が載っている状態は、その信頼につながる第一歩になるでしょう。

サイトの更新方法がわからない場合は、サイトを作った制作会社に修正を頼むのも1つの方法です。

(※15)出典:Google 検索セントラル|有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成

STEP3:お客様によく聞かれる質問に、1ページずつ答えていく

会社の情報が整ったら、お客様によく聞かれる質問に答えるページを作っていきます。

まずは、営業や電話の問い合わせで聞かれることを、思いつくだけ書き出してみましょう。

そのうえで、1ページに1つの質問を選び、最初の1文で結論を答え、そのあとに理由や自社の事例を続けます。

自社の事例や実際の数字を入れれば、その会社にしか書けない一次情報になります。

「月に1〜2本」のように、無理のないペースを決めておくとよいでしょう。

予算や専門知識が要る施策は、成果を見てから検討する

自分たちで始められることと、予算や専門知識が要ることを表で分けてみましょう。

区分主な内容進め方の目安
自分たちで始められることSTEP1 AIへの質問で現状を知る/STEP2 会社情報をそろえる/STEP3 よくある質問に答えるページを作る/次の章の方法で効果を確かめるまずはここから
予算や専門知識が要ることサイトの技術的な設定の見直し/構造化データの組み込み/継続的な記事制作やリライト(記事の書き直し)/AIの回答の定期的な調査成果を見てから検討

STEP4として、次の章の方法で効果を確かめ、足りない部分が見えてから外注を考える流れにすると、ムダな出費を抑えやすくなります。

LLMO対策の効果を無料で確かめる方法

対策を始めたら、効果が出ているかを確かめておくと、上司に報告するときも説明しやすくなります。

Google Search Consoleの「生成AIパフォーマンスレポート」で表示回数を見る

Google Search Console(サーチコンソール)は、自社サイトのGoogle検索での状況を確かめたり改善したりするのに役立つ、Googleの無料サービスです。(※18)

2026年8月31日付けで、このツールの「生成AIパフォーマンスレポート」の提供が、世界中のWebサイトに向けて始まりました。(※19)

このレポートでは、GoogleのAIによる概要やAIモードといった生成AI機能で、自社サイトへのリンクが表示された回数(インプレッション数)を確かめられます。(※19)

ページ・国・日付・デバイス(PCやスマホなど)ごとに分けて見られるので、どのページがAIの回答に使われているかをつかむ手がかりになります。(※19)

ただし、提供は段階的に進められているため、まだ見られないサイトもあるほか、表示回数が少ないサイトでは表示されないこともあります。(※19)

Googleは今後、見られる指標を増やしていくとしています。(※20)

まだ登録していない場合は、サイトの管理者や制作会社に登録を頼むとよいでしょう。

(※18)出典:Google(Search Console ヘルプ)|Search Console の概要

(※19)出典:Google(Search Console ヘルプ)|生成 AI パフォーマンス レポート(検索)

(※20)出典:Google(The Keyword)|New opportunities, control and insights for website owners

AIに同じ質問を定期的にして、回答の変化を記録する

ChatGPTなどGoogle以外のAIでの紹介のされ方は、STEP1と同じ質問を定期的にくり返して確かめます。

たとえば月に1回、同じ質問をして、次のような表に記録していくと変化がつかめます。

確認した日質問使ったAI自社が出たか内容は正しいか
〇月〇日(地域名)で(業種)のおすすめの会社は?ChatGPT出なかった-
〇月〇日(自社名)はどんな会社?GoogleのAIモード出た営業時間が古い

AIの回答は聞くたびに変わることもあるので、1回の結果だけで判断せず、数か月の流れで見ていくと安心です。

問い合わせのきっかけを聞き、AI経由の相談を把握する

ツールを使わずにできる方法として、問い合わせフォームや電話で「当社を何で知りましたか」と聞き、選択肢に「AI(ChatGPTなど)」を入れておくやり方もあります。

こうしておけば、AIの回答をきっかけにした問い合わせがどのくらいあるかを、社内の記録だけでもおおよそつかめます。

なお、GoogleのAI機能に表示されたサイトへのアクセスは、Search Consoleの通常の検索トラフィックの数字にも含まれます。(※6)

表示回数・AIへの質問の記録・問い合わせのきっかけの3つを組み合わせれば、上司にも成果を説明しやすくなるでしょう。

(※6)出典:Google 検索セントラル|AI 機能とウェブサイト

LLMOに関するよくある質問

LLMO対策の料金はいくら?

自社で進めるなら、主な負担は担当者の時間です。

外部に頼む場合は、サイトの現状を調べてもらう単発の診断から始める方法もあれば、毎月の支援を続けて依頼する方法もあります。

LLMO対策を外注している企業(従業員30人以上・年商5億円以上)の担当者418人に、2026年7月にインターネットで実施された調査では、月額30万〜50万円程度が主流でした。(※21)

同じ調査では、年商5億〜10億円未満の中小・ベンチャー企業に限ると、毎月の費用は月額10万〜30万円が中心でした。(※21)

料金の払い方は、「初期費用+月額」が31.3%で最多となっています。(※21)

会社の規模や依頼する作業の範囲によって金額は変わるため、あくまで目安として見ておくとよいでしょう。

見積もりでは作業ごとの金額を確かめ、自社でできることを差し引いて考えると、ムダな出費を抑えやすくなります。

(※21)出典:株式会社PRIZMA|LLMO対策の"費用"に関する調査(調査結果の掲載:PR TIMES|【2026年最新調査】LLMO対策(AI検索最適化)の外注費用相場はいくら?相場・施策別の料金や選び方を徹底解説)

LLMO対策をしないと、検索からの集客はなくなる?

LLMO対策をしないからといって、検索からの集客が急になくなるとは言い切れません。

Googleは、SEOのベストプラクティスは生成AI機能でも引き続き有効だとしています。(※6)

一方で、AIの回答だけで調べものを済ませる人もいるため、「影響はまったくない」とも言えません。

これまでのSEOを続けながら、AIの回答での見え方も確かめていくのが、無理のない向き合い方といえるでしょう。

(※6)出典:Google 検索セントラル|AI 機能とウェブサイト

LLMO対策を何から始めるか迷ったら、ODiMAに相談してみませんか

ここまで読んで、「やることはわかったけれど、自分たちだけで進められるか不安」と感じた方もいるかもしれません。

株式会社ODiMAは、「何から手をつければいいかわからない」という段階から、そのままご相談いただける一気通貫の体制を整えています。

WordPressやCMS(サイトを更新するための管理システム)がわからない方でも、現状の確認から次にやることの整理まで、一緒に伴走します。

SEO・AI検索対策のように時間をかけて育てる施策と、Web広告のように短い期間で反応を見る施策を、予算に合わせて組み合わせることも可能です。

LLMO対策やSEOで気になることがあれば、お問い合わせページからのご相談をお待ちしています。

まとめ|LLMOはSEOの延長。できることから始めよう

LLMOとは、ChatGPTやGoogleの「AIによる概要」などAIの回答の中で、自社の情報が取り上げられやすくするための取り組みです。

AIO・GEO・AEOといった似た言葉もありますが、目指すことと取り組む中身は大きく変わらないと考えてよいでしょう。

Googleも、AIの回答に出るための特別な最適化やAI用のファイルは必要ないとしています。

この記事では、AIに質問して現状を知る、会社情報をそろえる、よくある質問に答えるという3つのSTEPと、Search Consoleで表示回数を無料で確かめる方法を紹介しました。

どれも、専門知識がなくても始めやすいことです。

LLMOは特別な新しい技術ではなく、お客様の質問にていねいに答えるという、SEOの基本の延長にあるといえます。

できることから一歩ずつ進めて、AIにも選ばれる会社を目指しましょう。

自分たちだけで進めるのが不安なときは、株式会社ODiMAが「何から始めるか」の整理からお手伝いします。

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【監修者:ODiMA編集部】

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