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コンテンツSEOを意識したタイトルの付け方について

2023.04.14

こんにちは。
ODiMAの矢野です。

今回はSEOコラムです。

皆さんSEOでもっと重要な要素はなんだと思いますか?
キーワード含有率、ディスクリプション、メタキーワードなど。SEOを考える上で考慮しなければならないポイントや要素はたくさん存在しますが。
答えを言ってしまうと、その中で最も重要な要素は記事やブログのタイトルです。
SEOという言葉が使われ始めた2005年(頃)当初から、まずSEOを考える上でチェックしなければいけない重要な要素として認識されていたのもタイトルなのです。
それから月日が経った現在(2019年)のSEOにおいてもタイトルによってSEOの効果を最大化することもできますし、全く効果のないものにもできてしまいます。
言うなれば、劇薬です。

矢野も日々ウェブマーケティングに関するコンサルティングをしにお客様のところへ足を運んで講義をさせて頂いていますが、狙っているキーワードで上位表示できない場合はまず記事のタイトルが最適かどうかをチェックしましょう。とお伝えしています。

そんな、SEOを考える上で最も重要だと言っても過言ではないSEOにおけるタイトルについて深く掘り下げていきましょう。

なぜタイトルが重要なのか?その理由

まずはなぜタイトルを意識することが、SEOの効果をそれほどまでに左右するのかという部分を解説していきます。

Googleで何かキーワードを入力して検索をしたときに、検索結果が表示されます。(上の写真を参照)
ちなみに、上の写真は"スノーボード 板"のキーワードでGoogle検索をしたときのキャプチャーですが、1位楽天、2位が弊メディアのR/ForA MAGAZINEの記事ページになっています。
去年までは1位だったのに順位を落としてしまいました。。。 タイトルの変更が必要かもしれません。
とそんな話はさておき。

検索結果に表示される要素が

①タイトル
②記事のURL
③ディスクリプション(説明文)
④記事の公開日・更新日
⑤目次

の5つの要素で、1つのページに関する概要がGoogle上に表示されるわけですが、見てお分かりの通り、記事のタイトルの文字が最も大きい!!!
ということは重要!!
単純過ぎないか?
と感じるかもしれませんが、いえ単純でいいんです。

検索結果に出てきた、ウェブページの一覧。
まず検索ユーザーがどの部分を上に挙げた、①〜⑤の要素の中でどれをまず先にチェックするのか。チェックというより、先に目に飛び込んでくるか。

データで既に出ているのですが、検索ユーザーはまずタイトルを見て、自分が求めている情報がそのページにあるかどうかの検討を付けます。

ということは、我々情報の提供者側はある程度、検索ユーザーがどのような検索キーワードで検索するのかを予測することで、どのようなタイトルにすればクリックされるのかを徹底的に考える必要があるということです。

この検索結果でのクリック率が検索順位を上げるためにはとても重要な要素なため、タイトルがSEO効果に直結すると言われる所以です。

検索結果における平均的なクリック率は?

統計的なデータで、検索結果でのクリック率はどれくらいが平均なのかは一般的に知られています。
そのデータが下記のグラフです。

縦軸 : クリック率
横軸 : 検索順位

データをみてみると、検索結果の1位に表示されても20%しかクリック率がないのです。
5人に1人しか1位に出ていてもクリックしないということです。
2位で15%、3位で11%と順位が下がるごとにクリック率は低くなります。

タイトルを修正する際に、このデータは1つの指標にすることができるでしょう。
自分の作成したページが現状何位に位置しているのかを把握して、クリック率を確認します。
その調べたクリック率が平均的なデータよりも低いのであればタイトル修正の必要があり、高いのであれば競合ページよりもクリック率が高いことが分かるので、タイトルはそのままでいいでしょう。

でもここで疑問が浮かびます。

どこで自分の作成したページのクリック率を調べればいいのか。
という部分です。
それは、

Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスという機能を使うことで確認することができます。
下の画面キャプチャーが調べたときの画面です。

掲載順位というのが、左横のキーワードで検索したときに自分のページが出てくる平均の検索順位です。
CTRと書いてあるものが、クリック率のこと。

これらのデータを見比べることで、タイトルを修正した方がいいのか、そのままでもいいのかを判断することができます。
既に作成している記事のタイトルをリライトする際は参考にしてみてください。

SEOの効果を最大化させるためのタイトルの付け方テクニック

ここまでの話で、SEOを有利に進めるためにタイトルが重要だということはご理解頂けたと思います。
この章では、実際にどのようなタイトルにすると検索結果でクリックされやすく、SEOに効果的なタイトルになるのかを解説していきたいと思います。
ちなみに、以下に挙げる項目を全てタイトルの中に盛り込まなければならない訳ではないので、自サイトのタイトルを見て、盛り込める要素を2,3個取り入れてみるだけでかなり効果が上がると思いますので試してみて下さい。

タイトルの中には狙うキーワードは必ず入れる

コンテンツSEOのまとめ記事にも記述していますが(下記記事参照)

記事のタイトルには、必ず狙うキーワードが入るように意識しましょう
これはコンテンツSEOに限らずSEOという広いカテゴリーにおいても同じことがいえます。

前述しているように、記事のタイトルにキーワードが入っているかどうかは"Googleの検索結果に自分のページタイトルが表示されたときにいかにクリックされるか"という、Googleの検索結果でのクリック率(CTR)の向上に大きく貢献する要素になります。

自分が検索ユーザーの立場になって考えてみれば理解しやすいかと思いますが、自分がGoogleに打ち込んだ検索キーワードと同じキーワードが記事タイトルの中に入っていたら、間違いなくクリックしてしまうことでしょう。

狙うキーワードをタイトルの中に入れるように意識して、さらにクリック率をあげるために工夫できるのであれば、狙っているキーワードがタイトルのなるべく前の方に来るように心がけると、よりクリック率をあげることができます。

余計なキーワードはタイトルの中に入れない

上記では狙うキーワードは記事タイトルに入れましょう。という話でしたが、今度は余計なキーワードはタイトルの中に入れないようにする。というポイント。

タイトルの中にとりあえず狙いたいキーワードをたくさん詰め込むというのはなるべく避けた方がいいでしょう。
具体的な例を出した方がわかりやすいと思いますので、不動産の例でいきましょう。

「新宿、代々木、初台エリアを比較したときのあなたにぴったりな物件を探すポイント」

というタイトルの記事があったとしましょう。(意外とこういうタイトルは多いです。。)
この場合、本ちゃんの狙うキーワードは"新宿 物件"というキーワードで狙っているとします。
ところが、タイトルの中に新宿というエリア名の他にも、代々木・初台というエリア名が入ってしまっています。

結論から入ってしまうと、
"新宿 物件"
"代々木 物件"
"初台 物件"

これらのキーワードの全て中途半端に検索順位が上がり切らず終わる。という結果になります。
もちろん、ドメインのパワーが強くて全てのキーワードで上位表示することもありますが(このような不可抗力的な条件は除きます)まず間違いなく中途半端になります。

この状態を避けるために、狙うキーワード以外の余計なキーワードはタイトルには含めないようにすることがベストです。

タイトルの文字数は35文字以内に収める

矢野がコンテンツSEOのコンサルティングをしていてもよく出てくるご質問ですね。
タイトルは何文字くらいがいいですか?というもの。

記事のタイトルはだいたい35文字以内に収めるようにするのがおすすめです。
Googleの検索結果に出てくるタイトルの文字数がだいたいそのくらいだからというのが答えなのですが、実際に検索結果に出てくるタイトルをPCとSPで見てみましょう。

パソコン(Mac Book Pro 13.3inch)

表示文字数37文字。

スマートフォン(iPhoneXS MAX)

表示文字数46文字。

はい。
パソコンの方を見て頂ければ一目瞭然ですが、タイトルの最後が『....』で省略されてしまっているのが分かります。

パソコン,スマートフォンどちらも、機種によって画面の横幅が異なるため、多少の表示誤差はあると思います。
ですので記事のタイトルは35文字以内に収めることができれば、省略されることなくタイトルを表示させることができます。

どうしても35文字をオーバーしてしまうというときは、最低でも狙っているキーワードはタイトルの先頭の方にくるように心がけるといいでしょう。

数字をタイトルの中に盛り込む

これもGoogleの検索結果に自らが作成したページのタイトルがよりクリックされやすくなるため(クリック率を向上させるため)の一つの方法です。
タイトルに数字を入れることで、タイトルをクリックした先に記載されているページの内容量がある程度把握できるため、クリックされやすいのです。
例えば、

7つの〇〇〇
〇〇〇できる方法25選
【2020年】〇〇〇

などです。
そうすると、その記事の中で7つのことだけ押さえておけば良いのだな。と、繰り返しになりますが、定量的な情報量を推測できるのでクリック率が上昇します。
また、美容系などのトレンドが重要な業界ではページタイトルの最初に年号をつけるケースもすごく多く実際、検索キーワードで年号を含んだクエリも多いからです。

タイトルで煽りすぎない

これも記事タイトルを考える上で大切な要素になります。
Googleの検索結果上でクリックされることを考えると、どうしても煽り系のタイトルに寄ってしまいがちです。
クリックしたくなるようなタイトルにはなっているけど、実際に記事を読んでみるとタイトルで謳っているほど納得感のある内容になっていないという状態になってしまいます。
例えば、ダイエット系の記事で、

【今までにない衝撃的なダイエット方法6選!!】
というタイトルを付けたとしましょう。

Googleの検索結果に表示された時点では、今までのダイエットを数多く試してみたけど、失敗続きの女性にとっては、この記事は読んでみたい!となりますよね。
ところが、記事の内容が全然画期的でもなんでもないダイエット方法を紹介していると分かると、まずそのウェブサイトに対する信頼感がなくなります。

記事の内容を深く読むことは、まずしませんよね。
そうするとどうなるのか。
ページの滞在時間が減り、Googleからの評価が上がることはありません。

ですので、記事のタイトルは記事内容に即した形でタイトル付けすることが重要です。

ベネフィットが盛り込まれている

記事のタイトルをつける上でクリック率をあげる方法。
上記のタイトルで煽りすぎないという内容に相反する内容になってしまいますが、煽りすぎずに読み手が享受できるベネフィットをタイトルに盛り込むことも効果的です。

例えば、上記のようなタイトルの付け方。
よく使われる手法ですが、"完全網羅"や"全解説"などの言葉を入れてタイトルをつけるパターンです。

この記事を読めば全体的に情報が掲載されていそうだから、自分が知りたい情報も掲載されていそうだぞ。
と検索ユーザーに想起させることができます。

もう一つのパターンをご紹介しておきましょう。

"○○○○するための7つの方法。"

"方法"という言葉がタイトルの中に入ることで、検索ユーザーが現在悩んでいることを解消できるような方法が記事に載っていそうだぞ。
と検索ユーザーに想起させることができます。

このように、検索結果に表示された自分の記事を読んでくれれば、読者にどのようなベネフィットを提供できるのかを考え、その視点からタイトルを作るといことです。

まとめ

記事タイトルの付け方について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
冒頭でも書いた通り、SEOを考える上でタイトルはもっとも重要な要素になります。

これからSEOに取り組もうと思っている人。取り組んではいるが効果がなかなか出ないという方はまずタイトルの見直しをすることをおすすめします。

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