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とあるマーケティングセミナーにマーケッターが参加してみて思ったこと
2023.04.14
みなさんこんにちは。
R/ForAの矢野です。
先日、とあるマーケティングセミナーに参加してきたのでその感想を書いていきたいと思います。
普段お客様のデータを向き合いコンサルティングばかりをしているので、あまり外部のマーケティングセミナーなどに参加することはないのでとても新鮮でした。
ちなみに、セミナーの講習時間は4時間程度。
料金は10,000円。
安くはありません。
コンサルティングでお世話になっているお客様の代行で参加してきましたので、自分が払ったわけではありませんが、どんなこと教えてくれるの?と、少し楽しみにしていましたが、、、後述します。
本来であれば同業他社はお断りのセミナーであったでしょう。
ですのでセミナー名などは全て匿名ですが、このようなウェブマーケティングセミナーなどは巷に溢れまくってます。
なんか良さそうだけでセミナーに参加することはよくないので、どのように受けたセミナーを今後の成果につなげていけるのかという部分までお伝えできればと思います。
セミナーに参加する上で必要な心構え
まずはじめに、セミナーを受ける意味と必要な心構えについてお話していきましょう。
"なぜセミナーを受けるのか"
この問いを改めて投げかけられると、
現在知らない知識を得るため。とか、今後の経営に役立てるため。とか、社員教育に活かすため。などなど色々と出てきますが、
これを学びに行くんだとか、この知識を吸収するんだ。
など、明確な目的をもってセミナーに参加されている方はそれほど多くないのではないでしょうか。
読書でもいえることですが、目的を持って取り組む読書はなんとなくする読書よりも数倍も効果が高いのです。
つまり、目的を持ってセミナーには参加しましょう。ということです。
これが大前提ですね。
数字に落とし込むともっと効果的で、"3つだけ新しいことを学ぼう"と決めて、セミナーに参加してその3つを必ず吸収しましょう。
そして得た知識を活かして、今後どのように取り組んでいくのか具体的な行動にまで落とし込めると最高です。
余談がだいぶ長くなってしまいましたが、毎回矢野がセミナーに参加するときに心がけていること、矢野もコンサルティングをしている立場としてセミナーに参加する上で大切な心構えを少し書かせてもらいました。
おそらく8割の人は理解できていない
では本編いきましょう。
そのマーケティングセミナーを受けての印象は、セミナーの中で使っている言葉があまりにも難解すぎるのでは?というのが一番強かったです。
矢野はマーケティングという分野で日々奮闘しているので、理解できましたが、おそらく8割の人たち(セミナーに参加していた事業オーナーさんたち)はほとんど理解できていないと思います。
事実、現場の空気感がそれを物語っていました。
ですが、"よく理解できないけど、とりあえず何か凄そうだぞ。"という雰囲気は漂っていました。
結局、セミナーで主催者側が何をしたいのかってお金をもらって有益な情報だけを発信して終わり。なんて、そんなお人好しはセミナー開催なんてしないですよ。
ということは、何か売りたい商品が必ずバックにはあります。いわゆるバックエンドの商品などと表現されるものですね。
この売りたい商品を買う理由作りをセミナーに散りばめる訳ですが、難解な言葉を使って何となく凄そう。という印象を植え付けるのも顧客獲得のセオリーの一つ。
そのセミナーを受けるターゲットによって、アプローチは変わるわけですが、今回はその傾向がとても強かったです。
ですから、何が言いたいのかというとその場の雰囲気に飲まれてしまうのではなくて、
・自分で分からないことがあれば徹底的に調べる。
・理解した上でその商品やサービスがいいのか悪いのかを判断する。
・自分で判断するのが難しいのであれば、第三者的な立ち位置に立っている専門家にお金を払って判断してもらう。
というステップを踏んで購入に至りましょう。
これは商品が安い高い関係なく全ての商品に対してやりましょう。
習慣にしてしまうということです。
少し話が横に逸れてしまいましたが、分からないことは徹底的に調べ尽くしましょう。
内容が抽象的すぎる
次です。
上で難解な言葉(補足し忘れてたので、ここで補足しますがいわゆる横文字使いまくりということです。)を使っていると話しましたが、それでいて内容が抽象的すぎました。
概念的な話ばかりで、具体的にこれを試してみましょう。とか明日から取り組める何かというものが少なかった気がします。
恐らくマーケッターが聞く分には、新しい気づきがありました。
が、それは抽象的な内容を聞いて、落とし込むべき具体的な行動や修正ポイントを見つけることができるからこそ役に立つわけですが、日々その内容に触れていない方たちができるかと言うと難しいでしょう。
お金を払ってセミナーに参加してもらっているのだから、明日からすぐに取り組める有益な情報をもう少し出しても良いのでは?と感じました。
まぁ、そういう有料セミナーが圧倒的に多いのですけど。
営業的なものは少しだったので好感は持てた
最後に、このセミナーの良かった部分をお話しできればと思いますが内容どうこうじゃないです。
売りたい商品の営業をあまりかけてなかった部分はすごく好感が持てました。
セミナー全体がほとんど商品紹介で最初から最後まで構成されているというケースもあり、わざわざ時間をさいて行ったのに商品紹介だけだったというお声はよく聞かれます。
無料セミナーではそのケースがとても多く、役に立ちそうなキャッチコピーをつけてセミナーを開催していますが、その実体は商品紹介セミナーになっているのです。
タダより高いものはない。
という言葉が言い表しているのはこういうセミナーのことだなあと。
矢野が参加したこのセミナーは売りたい商品の営業が最後に少しあっただけで本編は内容的には難しかったものの、色々は話をしてくれるなあという印象でした。
まとめ
いかがでしたでしょう。
企業で働いているマネージャーよりも上級役職になると、外部から情報を吸収するためにセミナーに参加する機会が増えてくるかと思いますが、世の中には本当にたくさんのセミナーが開催されています。
有料ですごくためになるセミナーに当たるのが最も効率的だと思いますが、参加費が高額でも全くためにならないセミナーもありますし、無料でこんなにいい情報を話してくれるんだ!というセミナーもあります。
結論。
どんなセミナーに参加するとしても、すぐに取り組める何かしらを持って帰るという心構えで参加することが最も大切だということです。
では。